【Inter BEE 2012】富士通 H.264コーデック IP-9610を用いた4Kライブ配信デモを実施
2012.11.16 UP
富士通は、H.264コーデックIP-9610×2ユニットを用いた4K映像のライブ配信をデモした。アストロデザインのブースからIP9610エンコーダーを用いて伝送。
IP-9610は、422、10ビットに対応し、H.264で1080 60Pの伝送が可能。3G-SDI出力に対応することで、よりスポーツ中継などの動きに強く、高解像度への対応をしている。
1Uサイズで、HD映像2つ分の映像をエンコードできるエンジンを搭載。今回の実験では、2台のIP-9610を用いて、4K映像を4つに分割した映像をそれぞれ2台のエンコーダーで符号化し、受信側で2台のデコーダーによって4つのHD映像信号として、同期をとりながら4本の映像ケーブルで4Kプロジェクターへ送っている。
IP-9610は、HD、4Kの両方で活用できるため、利用効率が高い。超高画質の映像伝送ではまだ制約が大きい帯域の中で、より高画質に伝送を行えるコーデックとして高い評価を得ている。
スカパーJSATが10月20日に行った、衛星を使用したJリーグ生中継の4K映像伝送実験でも同社のIP-9610により、同じ方法を採用している。
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