【Inter BEE 2014】アルゴ 1TBのストレージ搭載 H.264対応ストリーミングユニット「Epiphan Pearl」などを出展
2015.1.15 UP
アルゴのブース
アルゴの各種出展製品
アルゴは、海外のユニークで高性能、リーズナブルな製品を日本市場に紹介する輸入商社である。Inter BEE 2014では、多くの映像関連機器を展示した。アルゴの技術営業の白妙康弘氏は「他にはない機器を海外から探してきて国内市場に紹介するのが当社の仕事。それぞれの機器にニッチではあるが確実なニーズがあり、今年のインタービーでもお客様の反応は上々で手ごたえを感じている」と話す。今年の展示機器の中から主力として展示したEpiphan社製品の主な3品目を紹介する。
■1TBのストレージを搭載 ストリーム配信・動画保存用ユニット「Epiphan Pearl」
Epiphan PearlはSDI/HDMI/DVI/VGA/コンポーネント信号を取り込んで、ストリーム配信・動画保存することができるユニット。同時に2系統の映像信号を取り込むことが可能で、2画面を好きな配置で並べ、背景や社名ロゴ等を付加した映像コンテンツをH.264等で圧縮して配信・録画できる。
FLVやASF等のメジャーなストリーム形式に対応しているので、PCのブラウザやモバイル機器からの視聴も可能。筐体内には1TBのストレージが搭載されており、録画したファイルはWeb経由やUSBメモリを使って取り出したり、FTPで自動的にサーバにアップロードすることもできる。白妙氏は「講演会やライブイベントで、SDIカメラ映像とPCのスライド映像を重ねてのストリーム配信や、e-Learningのコンテンツ作成、医療現場での映像録画や会議の記録等、幅広い用途で利用ができる」と話していた。
■SDI信号とDVI/HDMI/VGA信号を同時にキャプチャ「DVI2PCIe Duo」
DVI2PCIe DuoはSDI信号とDVI/HDMI/VGA信号を同時にキャプチャすることができるPCI-Express 2.0 ×4バス接続のボード。SDI信号は3G-SDI/HD-SDI/SD-SDIの規格に対応しており、SDI-Audioにも対応している。2系統の1920×1080の信号をそれぞれ60fpsで同時にキャプチャすることが可能で、最大で2048×2048の入力解像度まで対応している。ドライバはDirectShow(Windows)、QuickTime(Mac)、V4L(Linux)に対応しているので、一般的なプレイヤーソフトで扱うことができる。白妙氏は「放送業界やメディカル、セキュリティー分野等で広く使われているSDIカメラの映像と、モニタ信号を同時に高品質にキャプチャする用途に最適」と説明していた。
■USB3.0対応映像キャプチャユニット「SDI2USB 3.0」
SDI2USB 3.0は3G-SDI、HD-SDI、SD-SDI規格の映像信号をUSB3.0接続でホストPCへ取り込むためのコンバータ・キャプチャユニット。USB3.0による高速転送によって、最大で1920×1080、60fpsでのキャプチャ速度を実現している。白妙氏は「放送業界やメディカル、セキュリティー分野等で広く使われているSDIカメラの映像キャプチャを簡単に実現可能」と話していた。
(※2014年11月19日〜21日、幕張メッセで開催したInter BEE 2014の出展内容のレポートです)
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