【Inter BEE 2015 TV】エレクトリ SPL社製マスタリングコンプレッサー「IRON」 独自開発「120Vテクノロジー」で周波数特性200KHz、ダイナミックレンジ150dBを実現
2015.11.26 UP
エレクトリは、SPL(Sound Performance Lab)社製のマスタリングコンプレッサーの新製品「IRON(アイアン)」を出展した。
IRONは伝説的なサウンドキャラクターを持つビンテージチューブコンプレッサー と、高いダイナミックレンジを誇るSPL独自の120Vオペアンプを1台のユニットに併せ持つユニークな製品。革新的なパラレル、デュアルチューブ回路や、数々の新機能を搭載しチューブコンプレッサーの新しい”スタンダード”の確立を目指す。
IRONが持つ、「120Vテクノロジー」とは、SPLが開発したハンドメイドの116dBのS/N比を持つディスクリートオペアンプ。34dBのヘッドルームを持っており、単体でのダイナミックレンジは150dBを超え、しかも200kHzまでの周波数特性を持つ。現在の一般的なPCMフォーマットの限界である24-bit、192kHzやDSDのデジタルフォーマット1bit、256fsを遥かに凌ぐ特性だ。
ドイツに本拠を置くSPLは、1990年に"Vitalizer"という全く新しい発想を持ったイコライザーを発表。ミュージシャンやレコーディングエンジニアの間で広く名前を知られるようになった。その後もユニークなアプローチで製品を作り続けているアウトボードメーカー。