【NEWS】NEC HD映像用の超低遅延H.265/HEVC対応リアルタイムエンコーダ/デコーダを発売 生中継による遠隔カメラ制御を効率化 11月18日〜20日開催のInter BEE 2015でデモ

2015.11.7 UP

エンコーダ「VC-8700」。サイズはいずれも210(W)×400(D)×44(H)mm、重量は3kg。

エンコーダ「VC-8700」。サイズはいずれも210(W)×400(D)×44(H)mm、重量は3kg。

デコーダ「VD-8700」。インタフェースは1000Base-T対応イーサネット。 

デコーダ「VD-8700」。インタフェースは1000Base-T対応イーサネット。 

 NEC は、HD映像のリアルタイム処理が可能なH.265/HEVC対応エンコーダ「VC-8700」とデコーダ「VD-8700」を2016年4月に発売する。3年間で1,000台の販売を目指す。
 両コーデックともH.265/HEVCに対応。対応プロファイルはMain422 10@Lv4.1, Main 10@L4.1, Main@Lv4.1で、最大ビットレートは60Mbps。 エンコーダではH.264 / MPEG-4 AVC(最大ESレート: 160Mbps)、デコーダではMPEG-2(最大ESレート:120Mbps)にも対応する。
 特徴は、最高20msという超低遅延での映像圧縮・伸長の処理が可能な点だ。遠隔地からの生中継や、送られてくる映像を見ながら可動式カメラを遠隔制御する場合の運用性を向上できる。
 HD映像の伝送の際、H.265/HEVCでは、従来のH.264圧縮方式と比べて画質を保ったままビットレートを大きく削減できる。そのため、映像伝送費用の削減できる。
 音声データも、MPEG-4 AAC ELDにより低遅延圧縮を実現。全体的には、より多くのビットレートを映像圧縮に割り当てることで、映像の品質を高めている。
 コーデック間の転送はMPEG-2 TSでDVB-ASIもしくはIP経由となる。
 NECは11月18日(水)から20日(金)に幕張メッセで開催するInterBEE2015に出展し、実機展示を予定している。ブースは、ホール5の5410。

エンコーダ「VC-8700」。サイズはいずれも210(W)×400(D)×44(H)mm、重量は3kg。

エンコーダ「VC-8700」。サイズはいずれも210(W)×400(D)×44(H)mm、重量は3kg。

デコーダ「VD-8700」。インタフェースは1000Base-T対応イーサネット。 

デコーダ「VD-8700」。インタフェースは1000Base-T対応イーサネット。 

#interbee2019

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