【Inter BEE 2015】ベルボン 豪ミラー社製のビデオカメラ用三脚を販売開始 自社製三脚のUTシリーズなど多彩なアクセサリーも多数出展
2015.11.13 UP
ミラー社製の三脚「1870 コンパス12 ソロ 2st CF システム」
ミラー社製の三脚「3001 エアー ソロ 2st システム」
ミラー社の三脚を持つ中島 直人氏(左)とUTシリーズを持つ又平 泰匡氏
ベルボンは、11月18日(水)から20日(金)まで、幕張メッセで開催するInter BEE 2015に出展する(ホール5、ブース番号5205)。ブースでは豪Miller Camera Support Equipment社(以下、ミラー社)製の三脚などを中心に、業務用ビデオカメラ関連の三脚・アクセサリーツールを多数展示する。同社は今回がInter BEEへの初出展。民生用スチールカメラ向けの三脚・アクセサリー開発で培った経験とノウハウを活かし、業務用ビデオカメラ向けアクセサリー市場の開拓を目指す。製品に直に触れて使い勝手を体感できるほか、会期に併せて来日するミラー社の担当者が質問に応える。
■ベルボンより初披露のミラー社製三脚の操作性を体感できる
展示の中心となるのは、ミラー社製の三脚「1870 コンパス12 ソロ 2st CF システム」および「3001 エアー ソロ 2st システム」。その他8機種を展示。
コンパス12は全高178.4cm。折りたためば86.4cmになる。本体質量5.5kg、負荷荷重範囲2~10kg。価格は28万1,000円(税抜)。エアーは全高176.2cm。折りたためば83.7cmになる。本体質量4.8g、負荷荷重範囲2~5kg。価格は12万9,000円(税抜)。
取り扱いが容易で、カメラマン一人でもセッティングできる手軽さがウリだ。比較的なライトな業務用ビデオカメラ向き。コンパス12の雲台はトルクやカウンターバランスの微調整も可能なので、好みの操作性を選べる。「実際の動きや使い勝手をぜひブースで体感してほしい」と同社の中島 直人氏は呼びかける。
ベルボンは今年11月にミラー社の販売ライセンスを(株)ケンコープロフェッショナルイメージングより継承した国内唯一のミラー社総販売代理店。会期中はミラー社の担当者がブースに常駐する。来場者の質問に応えるほか、日本のプロカメラマンが何を求めているのか。生の声を聞くのが狙い。「例えば、本国の売れ筋の雲台ボール径は100mmですが、日本では75mmが一般的。どのような仕様が日本市場で受け入れられるのか、直に意見や要望を聞きたい」(中島氏)という。
■強度と軽さを兼ね備えたベルボン製三脚の最新版を参考出品
ミラー社製三脚のほかに、自社開発製品も多数出展する。その1つが、軽量・コンパクトな三脚UTシリーズからビデオ雲台を装着した「UT-63Q+FHD-51QN」である(参考出展)。
ベースの三脚UT-63Qは脚を180度反転して折りたたみ、専用の自由雲台を脚の間に収納する独自の構造で、約5.4倍の伸縮比を実現した。携帯性に優れる。本体には比重の軽いマグネシウム、アルミ削り出し部品などを使用し、強度を高めつつ軽量化を図ったモデル。
もともとUTシリーズはスチールカメラ向けの三脚として開発したもの。独自の構造や強度・軽さを兼ね備えている点を活かし、今回業務用ビデオカメラ向けの三脚として、新製品を開発した。そのほか、多機能に使えるドリーポッド、カメラ用雲台なども多数展示する。
同社にとって業務用ビデオカメラ向けのアクセサリーは新市場。「業界のプロと直に接し、様々な意見をいただけることを楽しみにしています。当社もミラー社も共に自社製品を持つメーカー。そのメーカー同士のコラボで新しい製品を生み出したい。今回のInter BEEをそのきっかけづくりの場にしたいですね」と同社の又平 泰匡氏は期待を込める。
ミラー社製の三脚「1870 コンパス12 ソロ 2st CF システム」
ミラー社製の三脚「3001 エアー ソロ 2st システム」
ミラー社の三脚を持つ中島 直人氏(左)とUTシリーズを持つ又平 泰匡氏