【Inter BEE 2013】エーアンドエー 舞台照明・美術・音響計画向けのCADソフト「Vectorworks Spotlight」を出展 思い通りの“光”と“音”を視覚化

2013.11.26 UP

 エーアンドエーはInter BEE 2013において、2D/3D高機能汎用CADソフト「Vectorworks」の新製品となる「Vectorworks2013」シリーズを出展した。同製品は米Nemetschek Vectorworks社が開発し、国内ではエーアンドエーが販売する。今回展示したのは、同シリーズの中でもライティングや音響プランニングなどエンターテイメント業界向け支援機能が充実している「Vectorworks Spotlight」。「もともとVectorworks本体に搭載されていた舞台照明・美術・音響計画向けの機能を集約したものだ」(説明員)という。機能特化したことで、より使いやすく購入しやすくなった。ブースではSpotlightの代表的な機能を紹介するデモを行うほか、実際に同製品を体験できるコーナーを設けていた。(上写真は「Vectorworks Spotlight」によるスピーカーシステムのレイアウト作成図)

■照明効果やスクリーン配置の最適化を支援
 Spotlightシリーズは仕込み図作成や舞台美術・照明、音響計画設計向けの2次元/3次元の図面作成が可能。実在するステージ機材データをもとに、思い通りの“光”と“音”を視覚化できるのが特徴だ。
 照明関連の機能としては、ステージ計画を含めたステージライティング専用の機能が豊富に搭載されている。「例えば『照度計ツール』を使えば、特定の場所やグリッドに沿ってステージの表面照度値を決定し、表示することができる」(説明員)。
 また「ビデオスクリーン」オブジェクトはビデオスクリーンの配置・表示の柔軟性がさらに向上。レンズを焦点に基づいて配置し、スクリーンを発光させ、レンズのサイズをプロジェクターとスクリーンの位置に基づいて計算することも可能だ。

■音響の有効範囲の分析がより容易に
 音響関連の機能では、楽器などの音楽機材オブジェクトを豊富に搭載。よりリアルなステージシミュレーションを行える。「機材の配置やレイアウトを変えながら、会場内に音響がどのように広がるかを視覚的に確認することもできる」(説明員)。スピーカーシステムのレイアウト図面作成や音響の有効範囲の分析などもより簡単に行えるようになった。
 国内では劇団四季がVectorworksシリーズを導入し、照明・音響のプランニングやシミュレーションなどに活用しているという。

【エーアンドエー】
本社:〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3-15
URL:http://www.aanda.co.jp/

#interbee2019

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