【Inter BEE 2016 TV】エクスプローラ　4K60p非圧縮対応12G-SDI評価ボード「GearBox」など超高精細映像伝送関連製品を出展

　画像技術をコアにコーデック製品を展開しているエクスプローラは、Inter BEE 2016に出展し、 4K/2K（フル HD）に関する各種の映像伝送ソリューションをデモするなど、超高精細映像伝送に関する製品を紹介。4K/2K（フルHD）に対応するH.265/HEVCエンコーダ装置 や、4K映像の非圧縮伝送に必要な12G-SDIへの変換を実現するGearBoxボードなどを展示した。

　主な出展品目は以下の通り。
■H.265/HEVC 2K（フルHD）対応エンコーダ装置
　最新映像圧縮技術であるH.265/HEVCに対応したエンコーダ装置。H.264の2倍の高圧縮伝送を実現し、より低い伝送レートでの安定した高精細映像の伝送が可能。今回の展示では、フルＨＤ映像をH.265/HEVCエンコーダ装置で符号化し、H.265/HEVCデコーダで復号化した映像と、フルHD映像をそのまま出力した映像を比較するデモを実施した。

■H.265/HEVC 4K対応エンコーダ装置
　H.265/HEVCの高い圧縮効率を活かした、4K(3840x2160)映像の伝送を実現。今回の展示では、3G-SDI 4本で出力した4K映像をGearBoxボードで12G-SDI 1本に変換し、H.265/HEVCエンコーダ装置で符号化、H.265/HEVCデコーダで復号化した。
　また、H.265/HEVCデコーダより出力された4K映像と、非圧縮で伝送された4K映像を比較するデモを実施した。

■GearBoxボードソリューション
　GearBoxボードは、4K/60pの高精細映像の非圧縮伝送を実現するために必要な12G-SDIに対応する評価ボード。
　メイコム社のSDI製品により12G-SDIでの映像伝送を実現し、ザイリンクス社 のFPGAにより12G-SDI1本から3G-SDI4本への変換、3G-SDI 4本から12G-SDI 1本への変換など 様々なSDI伝送レートの変換できる。
　今回の展示では、信号発生器から出力される3G-SDI 4本での4Kテストパターンを、GearBoxボードで12G-SDI１本に変換し、ループバックした信号波形をデモ。

　上記製品のほか、親会社である株式会社PALTEK及びエクスプローラの製品として、「8K/4Kビデオプロセッシングボード ImageCUBE」、「H.264 小型ライブ中継伝送装置（EHH-6321E/D）」、「H.264 IP蓄積伝送装置（EHH-7021E/D）」などを出展した。
■Image CUBE
　Image CUBEは、映像の合成やアップコンバートなど、超高精細映像に対応した、画像処理装置。豊富なFPGA高速トランシーバーを備えたメインボードと、物理インタフェースを備えたサブボードで構成されている。今回は12G-SDIに対応したサブボートを新たに紹介。　
　SAMTEC社FIREFLYケーブルによって最新のインタフェースから既存のインタフェースへの最小限のカスタマイズでの移行が可能。

【（株）エクスプローラ】
本社住所
〒041-0801 北海道函館市桔梗町379-22
URL
http://www.explorer-inc.co.jp/