【NAB Show 2012】独Reelway　フリーランサーも使えるアセットマネジメントを発表

■クラウドサービスでストレージ、編集、メタデータ付与など　小規模放送局やプロダクション、フリーランスを対象に

　独Reelway GmbH（N3222）は、フリーランサーからプロダクションまで幅広いユーザーを指向したアセットマネジメント・クラウドサービス「ReelCloud」を出展した。自社にサーバを置く代わりに、クラウドとの間でコンテンツをやりとりできる。ストレージ機能の他に、サーチ、メタデータによるアノテーション（注釈付け）、クラウド側でのトランスコード、エディタ（ラフカット用）、EDL生成などに対応している。操作は、すべてブラウザから行え、クライアント側に専用のソフトウェアは必要としていない。

　利用料金は、月額100ドル台から設定されている。創設者であるStephan Schneider博士は「サーバ構築、管理のコストがかからないことは、小規模放送局やプロダクション、そしてフリーランサーに大きなメリットとなるはずだ」と述べている。同社のシステムは、米AmazonのクラウドサービスEC2上に構築されており、世界中で利用できる。日本語化を含む多言語対応は「現在検討中」（同氏）とのこと。