【NAB Show 2013】NTT HEVC 4Kリアルタイム処理、高画質処理をデモ
2013.4.17 UP
エンコード、デコード用のボードが各4枚ある
HEVCデモのコーナー
盛況だったNTTブース
NTTグループは、NAB Show 2013において、NTTメディアインテリジェンス研究所、NTT アドバンステクノロジ(NTT AT)、NTTエレクトロニクス(NEL)、NTT IT、mmbi、NTTドコモの各社による共同出展を実施。ネットワークを利用した映像サービスと支援技術を紹介した。
HEVCのコーデックのコーナーでは、HEVCソフトウェアエンコーダーをデモ。最大8K解像度の映像まで処理可能。デモでは4K(3840×2160)60Pの映像を24Mbpsで符号化したものを再生している。また、同コーデックをNTTエレクトロニクスのPCサーバー HVX500に搭載し、HDのHEVC リアルタイム処理のデモも行った。
また、HEVCのASICの開発も紹介。ASICの回路情報をFPGAにより動作確認をしているデモを行った。HD 1ch分のエンコーダー、デコーダーを4基ずつ、基盤のまま展示し、リアルタイム処理をデモした。
mmbiのnottvのサービスのコーナーでは、70万人に利用されているnottvの高画質な映像を紹介した。
このほか、NTTアドバンステクノロジ(NTT―AT)は、H.264軽量低遅延コーデックを出展する。このコーデックは、低コストで低遅延な映像伝送装置を実現することを目的とし、軽量で低遅延なH.264コーデックをソフトウエアで実現したもの。Core i5のような汎用CPUでもフルHD 30fpsをリアルタイムでエンコードすることができ、コーデック遅延は60ms。今回は主に低価格な伝送装置を開発する伝送装置メーカー向けにデモンストレーションを実施。カリーナシステムの低遅延カメラ「SXH-360」でタイム情報を撮影し、エンコード/デコードした映像と、撮影したままの映像をタブレットで表示して見比べることで、映像の取り込みからデコードして表示するまでを100ms以下の低遅延で実現する。
エンコード、デコード用のボードが各4枚ある
HEVCデモのコーナー
盛況だったNTTブース