【NEWS】アンリツ Inter BEE 2016で電波監視/干渉源探索用リモートスペクトラムモニタを実機デモ展示 Webサーバー内蔵でリモート操作による電波監視可能に
2016.10.26 UP
中継車での利用が可能なハーフラックサイズの「MS27101A」
中継所での監視用としての屋外設置型「MS27102A」
局内利用の2Uサイズ多ポートタイプ「MS27103A」
リモートスペクトラムモニタ構成例
アンリツ(本社:神奈川県厚木市)は、11月16日(水)から18日(金)、幕張メッセで開催するInterBEE 2016に出展する。同社ブース(ホール5、ブース番号:5106)では「放送を支え続けるアンリツの測定ソリューション」として、電波監視/干渉源探索用リモートスペクトラムモニタを中心に実機デモ展示する。
■ リモートによる常時監視が可能
今回出展する電波監視用リモートスペクトラムモニタは、中継車での利用が可能なハーフラックサイズの「MS27101A」、屋外設置型の「MS27102A」、局内利用の2Uサイズ多ポートタイプ「MS27103A」の3種類がある。9kHz〜6GHzをカバーし、「MS27101A」と「MS27102A」はUPSなどのバッテリー運用(12V)が可能。また、機器自体には自己診断や自動復旧機能を備える。
本スペクトラムモニタは、Webサーバーを内蔵しており、遠隔地からPCなどのWebブラウザを使いリモート操作でのスペクトラムによる電波監視が可能だ。さらに、オプションのソフトウエア「Vision」を使用することで、長期電波監視や異常検知、干渉源探索もできるという。
計測事業グループ・計測器営業本部第1営業推進部課長の丸田純一氏は「インターネットに接続することで、現場に常駐せずに放送事業者が取り扱う放送信号の常時監視、送信所から遠方の場所での電波信号レベルの常時監視、放送電波の受信点における干渉調査ができる。なお、干渉源の電波の位置特定を行う場合は、最低3台必要になる。また、ハーフラックサイズのスペクトラムモニタは、放送中継車に搭載して、中継現場での衛星捕捉状態やアンテナの調整作業に利用されている」という(上写真は、WEBブラウザによるスペクトラムモニタ画面)。
ブースでは、リモートスペクトラムモニタとPCを接続し、ウェブブラウザを使ったモニタリングのデモを実施する予定だ。
■ 多くの放送関係者へアピール
今回のInterBEE出展について丸田純一氏は、「電波干渉の測定や各種電波の常時監視、中継車における衛星捕捉等に有効な本製品を、多くの放送関係のご来場者へアピール、訴求していきたい」と語った。
■ その他、放送用スペクトラムアナライザを展示
この他ブースでは、V-LowをはじめとしたISDB-T関連の変調解析試験用スペクトラムアナライザ「MS2830A」や地デジの変調解析とBER測定に対応するハンドヘルドスペクトラムアナライザ「MS2712E」のほか、TTL/STLの保守に関するソリュションも出展する予定だ。
【株式会社アンリツ】
所在地: 〒243-8555 神奈川県厚木市恩名5-1-1
Inter BEE ブース:映像・放送関連機材部門 /ホール5 /5106
関連URL:
http://www.anritsu.com/ja-JP/
http://www.anritsu.com/ja-JP/test-measurement/solutions/rsm-01/index?top=sqr-banner#ms27101a
中継車での利用が可能なハーフラックサイズの「MS27101A」
中継所での監視用としての屋外設置型「MS27102A」
局内利用の2Uサイズ多ポートタイプ「MS27103A」
リモートスペクトラムモニタ構成例