【InterBEE 2012】ソリトンシステムズ TBSと共同出展 モバイル映像中継製品「Smart -telecaster」シリーズを出展
2012.11.7 UP
システム図
独自開発のRASCOW技術
■テレビ中継で実績を持つモバイル中継システム
ソリトンシステムズは、TBSと共同で出展し、同社のモバイル映像中継製品「Smart-telecaster」シリーズの「Smart telecaster HD」と、Android OSに対応した「Smart telecaster for Android」のほか、未発表の新製品を出展する。
スマートテレキャスターは、誰でも簡単にビデオカメラと専用のタブレットPCで高画質な映像を中継できるシステム。災害現場、救急医療、保守・メンテナンス、工事現場の進捗確認などにも利用が可能。FOMAなどの携帯電話回線の環境下でもスムーズで高品質なライブ中継ができる。インマルサットBGAN(Inmarsat Broadband Global Network) など、利用シーンに合わせて回線環境を変えられる。
ソリトンが開発したRASCOW(Real-time Auto Speed Control based-on Waterway model)技術で、継続して安定した映像伝送を行える。
民放、CATVの情報番組やマラソン中継、海外からのライブ中継など、様々な番組の中で導入事例を持つ。
最新バージョンでは映像コーデックとしてVP8, 音声コーデックとしてVorbisを採用。更に高品質なライブ中継を実現している。
SD版は、12箇所までの現場を同時にモニタリングできるほか、双方向で音声通話ができるため、リモートからの指示、確認が可能だ。
Flash Media Live EncoderやWindows Media Encoderなどと連携することで、Webブラウザや携帯電話へも配信できる。
■フルHD対応製品も登場
Smart-telecasterHDは、HDクラスの高品質映像をリアルタイムに伝送する。フルHD解像度(1920x1080)での映像入力に対応。モバイル環境に最適化し、FOMA,Xi,WiMAXなどの公衆回線を使って安定した映像中継が可能。HDMI映像入力に対応したTypeⅠ、HD-SDI入力に対応したTypeⅡの2機種がある。TypeⅡはVマウントバッテリーの利用が可能で、放送現場での利用に適している。Smart-telecasterHDは高品質な映像を維持しつつ、短遅延伝送を実現。3Gの場合平均1-2秒、最短240ミリ秒のディレイになっている。映像の遅れが少ないため、音声の掛け合いをスムースにできる。
Smart -telecaster for androidは、NTTドコモのGALAXY S SC-02B、GALAXY Tab SC-01Cなど各種のAndoridt搭載スマートフォンに対応。スマートフォンに内蔵されているカメラ、通信モジュールを利用して映像中継ができる。
【InterBEE 2012】
Inter BEEは、国内外のトップレベルの放送機器、映像機器、音響機器、照明機器、IPTV、Mobile TV、クロスメディア、周辺アプリケーションやソリューションが一堂に会する「音と映像と通信のプロフェッショナル展」です。クリエイティブ、メディアビジネスの最新動向を知る機会として、メディアに携わるあらゆる方々に関連した展示会です。
11月14日(水)〜16日(金) 幕張メッセで開催します(入場無料)。
システム図
独自開発のRASCOW技術