【NEWS】NEC 8K/60p対応コーデック、4Kリアルタイム処理対応コーデックをNAB Show 2016に出展
2016.4.15 UP
8K/60p映像対応エンコーダー「VC-8350」
8K/60p映像対応デコーダー「VD-8350」
NECは、NHKの協力のもと開発した8K放送用8K/60p映像コーデック(エンコーダー「VC-8350」、デコーダー「VD-8350」)を出展する。また、4K映像のリアルタイム処理を実現するコーデックの新製品(エンコーダー「VC-9700」、デコーダー「VD-9700」)を発表。4月18日から米ラスベガスで開催される世界最大の放送機器展示会 NAB Show 2016の自社ブース(ブース番号:SL15713)で出展する。
8K放送用8K/60p映像コーデックは、映像符号化方式にH.265/HEVCを採用し、Main10プロファイル(Level6.1)まで対応。約500分の1までリアルタイムで圧縮する。音声符号化はMPEG-4AAC-LCで、最大22.2chに対応。
デコーダーは、入出力信号の制御や伝送方式に合わせた信号処理(ベースバンド処理)をする本体部分と、映像信号の伸張のみを担当するサーバー部分の2つのユニットが連結して動作する。処理を分けることにより、高速かつ効率的に動作させることができ、高品質な映像を再現する。
伝送規格はMMT(MPEG Media Transport)にも対応。MMTはコンテンツを同期配信するため、受信側は伝送路を区別することなく映像を表示。放送と通信を連携したハイブリッドサービスを容易にする。
8K/60p映像対応エンコーダー「VC-8350」
8K/60p映像対応デコーダー「VD-8350」