【NEWS】オンテック Inter BEEでマルチファイルプレーヤー「KAMELEON」とオプション機材「Choi-Pac!」等を展示、映像ファイルの転送などスマホ動画を柔軟に活用する新用途を提案
2016.11.13 UP
「KAMELEON MFP-330」。左側にディスプレイ、右側には各種メディアのスロットがある
KAMELEONと連携してスマートフォンから画像を読み込める「Choi-Pac!」は、新たにWebDAVに対応
KAMELEON同士で画像ファイルを遠隔転送できるソリューションを、新製品の「Choi-Post!」で構築できる
オンテックは、11月16日(水)から18日(金)まで幕張メッセで開催されるInter BEE 2016に出展し、マルチファイルプレーヤー「KAMELEON」や、KAMELEONのオプション機材である「Choi-Pac!」、新製品の「Choi-Post!」などを出展する(ブース番号:6308)。報道などの現場で、民生用の映像ファイルを再生する際の自由度を一層高めるソリューションの提案となる。
■多様なメディアやファイルをサポートする「KAMELEON」
展示の中核となるのは、2015年10月に発売した「KAMELEON MFP-330」。前年のInter BEEで一般にお披露目し、放送現場などでの利用が進んでいるマルチファイルプレーヤーである。SDカードやマイクロSDカード、コンパクトフラッシュなどの各種メディアに対応したスロットを備えるほか、前面にもUSB端子を用意。各種のメディアに記録されたほぼすべての民生用フォーマットの動画ファイルを、すぐにHD-SDIで再生できるプレーヤーである。メディアから内蔵SSDにファイルをコピーする機能や、HDMIからHD-SDIへのコンバート、Wi-Fi経由でのファイルの受取機能なども備える。
Inter BEEでは、KAMELEONのオプション機材として、まず「Choi-Pac!」を展示する。Choi-Pac!は、スマートフォンから動画ファイルを受け取るためのツールである。Wi-Fiでスマートフォンと接続して動画ファイルを受け取り、KAMELEONに専用USBケーブルで接続することで受け取った動画ファイルを再生できる。報道などで求められる決定的瞬間がスマートフォンで撮影されることが多くなってきたことから、Choi-Pac!を使うことで、現場でスマートフォンの動画ファイルを簡単に受け取れるようにする。
またChoi-Pac!の新機能として“WebDAV”に対応。Choi-Pac!内のファイルをスマートフォン側にダウンロードすることも可能となり、ますます利便性を向上させた。
■遠隔地のKAMELEONに動画ファイルを転送可能に
今回のInter BEEでオンテックの展示の目玉ともいえるのが、新製品の「Choi-Post!」である。Choi-Post!は、動画ファイルをインターネット経由で転送できるようにする製品。複数のKAMELEON間で相互に動画ファイルを送受信することができる。
運用の形態は複数のパターンを用意する。基本的な運用は、企業などが利用しているインターネットのメールサーバーに対して動画ファイルを分割送信し、受信側のChoi-Post!で動画ファイルを含むメールを自動受信してファイルを再構成する形態だ。また、FTPサーバーと連携することで、動画ファイル本体はFTPサーバーに送信し、メールサーバーを介した通知により受信側でファイルを自動取得する形態でも利用できる。このほか、Choi-Post!をWebサーバーとして公開してパソコンやスマートフォンからhttp ファイルアップロードをする形態など複数の運用形態を用意する。
Choi-Post!によって、動画ファイルの遠隔転送できる手段を用途に合った形態で提供できるようになる。KAMELEONの利用範囲を一段と拡大するオプション製品として、Inter BEEの会場で実際の動きを確認したい。
【オンテック】
本社住所:〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3-20-27
http://www.ontec.co.jp/
映像制作/放送関連機材部門 /ホール6 /6308
「KAMELEON MFP-330」。左側にディスプレイ、右側には各種メディアのスロットがある
KAMELEONと連携してスマートフォンから画像を読み込める「Choi-Pac!」は、新たにWebDAVに対応
KAMELEON同士で画像ファイルを遠隔転送できるソリューションを、新製品の「Choi-Post!」で構築できる