【NEWS】KTVテクニカルフェア 2014 光回線を使った8K伝送実験を披露 既存のシステム用いて低コストで実現
2014.9.9 UP
8K伝送実験の様子
8K伝送実験の受信側システム
関西テレビ放送は「KTVテクニカルフェア 2014」技術展示コーナーにおいて、光回線を利用した8K伝送実験を披露した。
今回の8K伝送実験では、NHK大阪支局の屋上に設置し8Kカメラからの映像を、ケイ・オプティコムの1.5Gbpsの光回線を利用し光波長多重映像伝送装置を使ってCWDMにて関西テレビまで伝送し、アストロデザインの8K対応レコーダにSDI×8本を使って入力し、そのライブ映像をシャープの8Kモニタで表示した。
8K光波長多重映像伝送には、メディアグローバルリンクスの光波長多重映像伝送装置「MD-003PRT」を使用し、8チャンネルを利用して非圧縮映像を伝送した。放送技術局技術推進部専任部次長の小野浩一氏は今回の8K伝送実験について「既存の中継機材を利用できるという実験」と述べ、「既存の伝送システムを利用できるということは、コスト的にメリットがあり、低コストで8K伝送ができることが証明できたことが大きい」と意義を語った。
8K伝送実験の様子
8K伝送実験の受信側システム