【NEWS】 米ソニー 84インチ 4K液晶テレビ「XBR-84X900」を発表 4K対応映画10タイトルをセットで提供 ハード・ソフトの両面で4K市場開拓へ

2012.12.4 UP

米ソニーの専用サイト

 米ソニーは11月29日、84インチ4K液晶テレビ「XBR-84X900」を発表した。
 「4K X-Reality PRO」と呼ぶ3チップの画像処理エンジンを搭載し、ブルーレイ作品を高画質で視聴できる。米ソニーエレクトロニクスのCOO、 フィル・モリノー(Phil Molyneux)氏は、「ソニーは2005年、映画産業に初めて4Kプロジェクターを提供し、その後2011年に家庭に向けて4Kプロジェクターを販売している。そして今年初め、4K表示を可能にしたブルーレイディスク・プレイヤーを製品化した。そして今回、ソニーは、最も没入感があり、息をのむような経験を届けられる4Kネイティブのコンテンツの制作から家庭での視聴に至る一連のチェーンを完成させる第一走者となる」と話し、4K市場の開拓を進める意欲を示した。

 ソニーは、映画、テレビ番組、音楽、ゲームなどの多様なエンタテインメントをグループで提供しており、同時にAV機器メーカーでもあることを生かし、4K市場の開拓を目指す。今回の84インチ4K液晶テレビは、ビデオ再生機とリモコン兼用のタブレットをセットにして販売し、ビデオ再生機には10本の4K解像度で視聴できる長編映画があらかじめ記録されている。映画タイトルは「The Amazing Spiderman」「Total Recall」 (2012)「The Karate Kid」 (2010)「Salt」「Battle Los Angeles」「The Other Guys」「Bad Teacher」「That’s My Boy」「Taxi Driver」「The Bridge on the River Kwai」。
 いずれもソニー・ピクチュアズの作品で、4Kディスプレイ用に再編集されている。映画会社がコンシューマー向けに4K対応のコンテンツを提供するのも初の試み。
 このほか、米国の人気スポーツ・文化チャンネルのRed Bull Media Houseの短編番組「The Athlete Machine」などが4K解像度であらかじめ収録されている。ソニーは、さらに今後も、4K対応のコンテンツを継続的に提供していくという。 

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