【ニュース】日立とBS-TBSが、音声SNS事業で業務提携 日立音声SNS「talkfield」の実用化に向け、トライアルサービスを開始
2012.11.7 UP
日立製作所は11月6日、TBSグループのBS-TBSと共同で、日立が開発した音声SNS「talkfield(トークフィールド)」の実用化に向けた、新サービスの創出や事業モデルの開発、市場開拓の業務提携を締結したと発表した。
「talkfield」は、スマートフォン専用アプリによって投稿した音声メッセージをユーザーが共有できるソーシャルサービス。「コミュニティ」、「プライベート」、「パブリック」の3つのフィールドが用意されている。日立のクラウドソリューションの拠点であるHarmonious CloudセンタからSaaS型のサービスとして提供する。
業務提携の第一弾として、2012年11月6日から2013年1月10日までの約2ヶ月間、スマートフォンユーザーを対象に「talkfield」のトライアルサービスを提供する。
日立とBS-TBSは、「talkfield」を利用者に合わせて多様性のある形で提供できる新たなツールとして、その実用化に向け、サービス利用者の開拓と日々進化するSNS市場の新たなニーズに対応した新事業モデルの開発、サービス普及・拡大をめざします。
今回のトライアルに先行し、2012年10月1日から日立社員、BS-TBS社員を対象としたトライアルを開始している。11月6日からは、既存の参加者からの招待を受けたお友達が参加できる「友達招待」機能を追加し、トライアルを拡大するという。
日立が提供するiOSアプリをApp StoreからiPhoneにダウンロードすることで、期間終了までの約2ヶ月間「talkfield」を利用できる。トライアル参加者の「友達招待」により、誰でも参加することができる。
期間中、芸能プロダクションのアップフロントエージェンシーの協力を得て、タレントの矢口真里さんのファンクラブで、タレントの生の声を伝え、ファンとの交流をさらに高める取り組みを行うという。
BS-TBSは、今回のトライアルで、「talkfield」のSNS事業者、Webサービス企業などに向けた新事業モデルとしてサービスの創造、開発の検討を進める。日立は、今回のトライアルで、「talkfield」のサービス内容とマーケットニーズの検証を行い、本格的なサービス開始に向けて、準備を進める。また、企業や社会インフラ、自治体や教育、医療などの公共分野でも幅広く適用できるサービスとして、パートナー企業の開拓、導入を進める