【InterBEE2012】NTTアドバンスドテクノロジ 高品質なTV会議システム向け軽量・低遅延なソフトウェアコーデックSDKを出展
2012.11.14 UP
NTTアドバンスドテクノロジは、NTTブース(映像・放送関連機材部門、#6401)において、高品質なTV会議システム向け軽量・低遅延なソフトウェアコーデックSDK「HDVE-200SDK/HDVD-200SDK」を出展し、デモンストレーションしている。
■ 双方向のHD映像(1920×1080画素 30fps)を60msecの低遅延で伝送が可能
このソフトウェアコーデック「HDVE-200SDK/HDVD-200SDK」は、NTTメディアインテリジェンス研究所が開発したH.264ソフトウェアエンコード/デコーダを採用したソフトウェア開発キット(SDK)。特徴は、「ノートPCなどの高CPUを搭載していないPCで、双方向のHD映像(1920×1080画素 30fps)を60msecの低遅延で伝送することができる」とアプリケーションソリューション事業本部コンテンツ流通ビジネスユニットの大庭弘己氏は説明した。なお、本SDKは映像用のソフトウェアエンコーダ/デコーダのみとなっているため「音声コーデックについては別途用意する必要がある(同氏)」という。また「年間サポート費として150万円が必要だが、1ライセンスあたり3,000円でHD映像のテレビ会議システムの構築が可能(同氏)」とアピールした。
提供形態は、Windows版がH.264エンコーダ/デコーダのDirect Show Filter形式の各ライブラリとインタフェースマニュアル、Linux版はH.264エンコーダ/デコーダの共有ライブラリ形式の各ライブラリとインタフェースマニュアル。サポートするOSは、Windows XP SP3(32bit)、Windows Vista SP2(32bit)、Windows 7 SP1(32bit/64bit)、Linux Cent OS Ver5.6。CPUはSSE2以上に対応したIntel互換CPU。その他、Windows版ではNVIDIA CUDAテクノロジに対応したMicrosoft Direct Show Filterが必要だ。