【NEWS】富士通 　3kmの範囲に3Gbpsの伝送が可能な無線装置を発売

　富士通は7月1日、3Gbpsの伝送が可能な無線装置「BroadOne(ブロードワン) GX4000シリーズ」を発売した。インパルス無線方式を採用することで、3km程度の範囲で、3Gbpsの伝送を実現している。本機へのインタフェースは、Ethernet（10G BASE-LR）と、無線基地局の内部インタフェース仕様であるCPRI（2.4576Gbps）に対応。装置は幅25cm、高さ25cm、奥行き6.4cm、容積4リットルと小型で、30Wという低消費電力を実現している。臨時回線や、イベント中継、ネットワークの即時復旧などの用途に対応できる。
　同技術は、ARIB（一般社団法人電波産業会）が2013年6月19日に開催した第24回電波功績賞表彰式において、一般社団法人電波産業会会長賞を受賞している。
　富士通では今後、省電力を活かして、風力や太陽光などの自然エネルギーを活用した 自律給電の機能付加を目指すという。