【NAB Show 2011】パナソニック プレス発表会でAVCイントラ対応のハンドヘルド型P2HDカメラなど新製品を披露

2011.5.8 UP

パナソニックのプレス会見の様子
AG-3DP1

AG-3DP1

 パナソニックは、記者会見を開催し、P2HDの実績や米国内におけるユーザー事例とともに、ブースで初披露する新製品について説明した。

■AVCイントラ対応P2HDカメラが55万円以下で発売
 P2HD関連では、AVCイントラの品質の高さと、それを以下に手軽に使えるかをアピール。AVCイントラ対応のハンドヘルド型P2HDカメラ「AG-HPX250」は、撮像素子に1/3型220万画素3MOSを採用し、重さは5.5ポンド(約2.5キログラム)。2011年秋に発売し、米国内のメーカー希望価格は6500ドル(約55万円)以下。
 「AG-HPD24」は可搬型のP2デッキで、HD-SDI経由でAVCイントラ(100/50Mbps)4:2:2の記録再生ができる。P2カードスロット2枚とHDMI出力、USB3.0インタフェースを搭載。マスタースレーブとして3D制作用にLRを収録することもできる。発売は今夏、米国内のメーカー希望価格は5560ドル(約47万円)以下。

■第2世代3Dカメラレコーダー 「AG-3DP1」を発表
 3D制作用製品としては、第2世代3Dカメラレコーダー「AG-3DP1」を発表。P2カードを使ったショルダーマウント型で、AVCイントラ形式のLRチャンネルをサイマル収録する。64ギガバイトの場合、1080/24pで約80分収録可能。バリアブルフレームレートにも対応する。2011年秋発売予定で価格は未定。
 パナソニックは2009年に初めて、2眼式一体型3Dカメラレコーダーのコンセプトを発表。このときは新コーデック「AVCウルトラ」を使い、P2カードにLR2チャンネルを1ファイルで記録する形を提案していたが、今回は編集や収録環境が既にそろいつつある状況を踏まえ、市場でより受け入れられやすいLR記録を提案した。

 また「AVCウルトラ」は、形を変えた形で再登場した。圧縮形式はH.264で、4kのRGB 4:4:4というハイエンド制作向けを狙ったもの。QuickTime形式のプロキシファイルも含んでいる。
 このほか、リグを使った3D制作に適用しやすい小型マルチパーパスカメラ「AK-HC1800」や、AVCCAMでは「AG-AC160」「AG-AC130」を展示した。

AG-3DP1

AG-3DP1

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