【Inter BEE 2009 見どころピックアップ!】キヤノンマーケティングジャパン株式会社 放送用HDレンズ『KJ22e×7.6B』やデジタル一眼レフカメラ『EOS 7D』などの新製品を出展予定
2009.10.22 UP
24P動画撮影モードに対応した『EOS 7D』
(右)中野部長、(左)北川氏
出展予定のBU-40H
出展予定のXL H1S
<<変化を迎える映像・放送業界に対応した新製品を発表>>
カメラや電子機器・光学機器の大手であるキヤノンマーケティングジャパン株式会社(東京・港区)は、11月18日から20日まで、千葉・幕張メッセにて開催されるInter BEE 2009で、新製品の『KJ22e×7.6B』や『EOS 7D』などを出展する予定だ。出展の内容や製品の特徴について、同社の放送機器営業部部長・中野芳充氏、放送機器営業本部・放送機器企画技術部の企画課チーフ、北川和哉氏に話を聞いた。
中野氏によると、Inter BEE 2009の同社ブースでは、ハイビジョン機器をひとつの軸として「変化の時期を迎えている映像・放送業界に対応する製品を提案する」というコンセプトで展示を行うという。
「今後、映像の世界はハイエンド・ミドルレンジ・ポピュラークラスのカテゴリに分かれてそれぞれ展開していく、と我々は考えています。今回展示する予定の新製品『KJ22e×7.6B』と『EOS 7D』は、このうちミドルレンジ・ポピュラークラスを主なターゲットとした製品です」(中野氏)。
<<高倍率・高解像度の22倍望遠ズームレンズ『KJ22e×7.6B』>>
HDポータブルズームレンズ『KJ22e×7.6B』は、普及価格帯のHDTVカメラに対応した22倍望遠ズームレンズだ。「ミドルレンジクラスの製品は、今後さらに需要が伸びていくでしょう。低コスト化が進む映像制作業界の状況も考慮して、“高倍率・高解像度を保ち、この製品ひとつで広い範囲をカバーできる、コストパフォーマンスの高いレンズ”という開発コンセプトで作りました」(中野氏)。同製品は、こうした倍率アップを果たしながらも、重量と寸法は従来機種とほぼ同等に抑えているという。
<<映画業界標準の24P動画撮影モードにも対応した『EOS 7D』>>
『EOSシリーズ』はスチール用デジカメであるが、シネマやCM制作の業界では、その動画撮影機能の高さが話題となっている。もうひとつの新製品である『EOS 7D』について中野氏は、「従来品の『EOS 5D』は、開発側の想定以上に高い評価をいただきました。新製品の『EOS 7D』では動画撮影機能をさらに充実し、これまでの30P(1秒間30フレーム)撮影モードのほか、新たに映画業界標準の24P(1秒間24フレーム)での撮影にも対応しており、映像作りの新しい選択肢のひとつとしてキヤノンが提案するものです。10月2日の発売以来、多数のお問い合わせをいただいております」と話す。
同社ではInter BEE 2009で、この他にもまだ新製品情報や伝送システムなど、見どころ満載の発表を行う予定だという。
24P動画撮影モードに対応した『EOS 7D』
(右)中野部長、(左)北川氏
出展予定のBU-40H
出展予定のXL H1S