【InterBEE 2009出展者情報】NTTエレクトロニクス、DVB-S2対応のデモジュレータ機能を搭載したH.264デコーダ「HVD6100」を展示
2009.11.23 UP
IRD「HVD6100」
デモの様子
<<同社H.264/MPEG2リアルタイムエンコーダ「HVE9100」との対向デモを実施>>
NTTエレクトロニクス株式会社は、DVB-2モジュレータ機能とクロマ4:2:2 HDTV対応デコーダ機能を一体化したH.264/MPEG2デコーダ「HVD6100」を開発、展示した。
「HVD6100」は、DVB-S2対応デモジュレータ機能を搭載したH.264/MPEG-2 HDTV/SDTVデコーダ搭載のIRD(Integrated Receiver and Decoder)。プロフェッショナル4:2:2/4:2:0に対応し、衛星素材伝送用DVB-S2やDVB-DSNG、DVB-Sのデモジュレータ機能を搭載する。また、サポートする復調方式は、QPSK/8PSK/16APSK/32APSK方式。
デモでは、オリジナル映像をHVE9100を使いH.264/AVCでビデオレートで26Mbps、TSレートで30Mbpsで配信し、HVD6100で受信後デコードしモニターへの表示を行た。
本装置について、営業本部システム営業部長部長の野崎敏郎氏は「国内の次世代衛星放送規格でもDVB-SSをサポートしたこともあり、日本とEUで展開したいと考えている」と述べ、「最初のターゲットはEU市場を考えており、既に数社から問い合わせはある」と説明した。なお、エンコーダへのDVB-S2等のモジュレータ機能搭載については、「将来対応したい」と野崎敏郎氏は語った。
IRD「HVD6100」
デモの様子