【InterBEE 2009出展者情報】ウェルツアニメーションスタジオ、自社制作の3Dコンテンツをデモ展示
2009.11.24 UP
<<海外コンテンツの配給事業も視野に>>
ウェルツアニメーションスタジオ(東京都港区)は3Dコンテンツ「アルトとふしぎな海の森」などのデモ展示を行った。同社では2003年より3D映像の研究に着手。大学機関の立体映像フォーラムなどに積極的に参加し、3D映像の技術開発を進めている。
同作品はその成果を示すもの。2008年3月に開催された「東京国際アニメフェア2008」で発表され、国内初の3D映像専用オリジナルアニメーションとして話題となった作品だ。ブースではモニターの前に用意された3Dメガネをかけ、作品に見入る人の姿が多く見られた。
同社の特徴は3Dコンテンツの企画・制作から撮影・上映機材の手配までトータルにプロデュースできること。テレビCM、ゲーム、映画、Webコンテンツ、イベント用映像など多数の実績がある。同社プロデュース部の吉川 信行氏は「実写では難しいもの、例えば、スポーツのレッスン用映像などにも3Dコンテンツの技術が応用できるのではないか」と話す。
それに加え、同社では3Dコンテンツの配給事業も計画している。ブースでは配給を予定している英国の3Dコンテンツの紹介も行われた。コンテンツの自社制作だけでなく、海外の良質なコンテンツにも目を向け、斬新なコンテンツの開発・提案を積極的に進めていきたいとしている。