【ニュース】デジタルコンテンツエキスポ 2009にて、ASEAN+3イメージ映像およびJAIFロゴマーク完成披露記念トークセッション開催

2009.11.16 UP

ASEAN+3 公式イメージ映像
JAIF公式ロゴマーク

JAIF公式ロゴマーク

MIN YIN SANINE氏

MIN YIN SANINE氏

郭宇氏

郭宇氏

トークセッションの様子

トークセッションの様子

<<ASEAN+3公式イメージ映像とJAIF公式ロゴマークを初披露>>

 財団法人デジタルコンテンツ協会は、10月22日(木)から25日(日)までの間、日本科学未来館(江東区青海)にて開催された「デジタルコンテンツエキスポ 2009」における「ASIAGRAPH 2009」の中で22日、「ASEAN+3イメージ映像およびJAIFロゴマーク完成披露記念 トークセッション」を、JAIF(日・ASEAN統合基金)の支援を得て、東京国際交流館(江東区青海)にて開催した。


<<言葉の壁を超える、アートやCGの重要性>>

 今回披露されたASEAN+3(ASEANと日本・中国・韓国)の公式イメージ映像とJAIFの公式ロゴマークは、「ASEAN+3の連携がますます重視される今日、各国の交流のために、言葉の壁を超えるアートやCGが果たす役割は大きくなっている」という考えのもと、制作された。式は3部構成で行われ、「1:JAIFロゴマークコンペティション優秀賞表彰式」、「2:ASEAN+3イメージ映像完成披露上映および制作者インタビュー」、「ASEAN+3諸国におけるCG制作トークセッション」という流れで進行した。


<<JAIFロゴマーク優秀賞に選ばれたのは、ミャンマーのTHIT LWIN SOE氏の作品>>

 JAIFロゴマークコンペティションでは、THIT LWIN SOE氏(ミャンマー)の作品が優秀賞に選ばれた。表彰式にはSOE氏の代理として同国出身留学生でSOE氏の教え子のMIN YIN SANINE氏(武蔵野美術大学)が出席し、受賞者からのメッセージとして、「受賞の喜びは言葉で言い表せないほど大きい。このロゴマークのデザインには、見る人の目を引く鮮やかなグリーンと、JAIFの品格、安定を表すために文字にはロイヤルブルーを使っている。これからもJAIFのために、私にできることをしていきたい」と述べた。


<< ASEAN+3の公式イメージ映像を上映>>

 ASEAN+3の公式イメージ映像を制作したのは、中国の四川美術学院影視動画学院の制作チーム。制作者代表の郭宇氏は、「蒔かれた種が大樹に育つように、ASIAGRAPHを通して、アジアにおける私たちの交流は、ますます深めることができると信じている。アジアはもっと平和になるので、互いに連携し、一緒に未来をつくろう」と呼びかけた。

 公式イメージ映像の上映後、会場ではASIAGRAPH CGアートギャラリー代表の喜多見康氏による郭宇氏へのインタビューが行われ、制作意図などについて語られた。「この作品は、平和な村を襲った怪物をアジアの村人が力を合わせて追い払うという内容です。怪物はアジアの国々が抱えるさまざまな課題を表わしていて、それをみんなで追い払います。中国の伝統文化である中国画(水墨画)の手法を活かしました」(郭宇氏)。


<<アジアを代表するCG制作者たちのトークセッション>>

 第3部では、日本、中国、タイ、フィリピン、インドネシアといったアジアの各国を代表するCG教育者たちによる、トークセッションが行われた。参加者それぞれがコストや人材育成といった面から自国CG業界の現状と課題を述べ、そこからアジア全体としての発展をめざして意見を交換した。進行役をつとめた喜多見氏は、「良い映像には、言葉の壁を超えたコミュニケーション力がある。今後もASIAGRAPHを交流の場として発展させていきたい」とまとめた。

JAIF公式ロゴマーク

JAIF公式ロゴマーク

MIN YIN SANINE氏

MIN YIN SANINE氏

郭宇氏

郭宇氏

トークセッションの様子

トークセッションの様子

#interbee2019

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