【Inter BEE 2009 見どころピックアップ!】計測技術研究所 4K×2Kの立体映像を独自制作し、56インチディスプレイで表示デモ
2009.11.17 UP
韓国TeleVIEW社製変換モジュレーター
計測技術研究所は、5つテーマで製品を出展デモする。
主な出展内容は、次の5項目になる。
1. InterBEE2009限定 4K×2K特別展示
2. UDR-D100展示
3. AJA Video社製ポータブルレコーダーデモ展示
4. AJA Video社製コンバータ・ラインアップ紹介
5.韓国TeleVIEW社製低価格DTVマルチ方式モジュレーターデモ
<<立教大学の佐藤教授と共同制作した2K×4K立体映像を56インチディスプレイで表示>>
1. InterBEE2009限定 4k×2k特別展示
今回の計測技研ブースの目玉でもあるこの特別展示では、同社の56インチ、QHDTV液晶ディスプレイに、4k×2kによる実写立体映像の出力デモを行う。
計測技研では、今回のデモのために、オリジナルで立体映像作品を制作している。制作には、立教大学の佐藤一彦教授がプロデュースを担当。佐藤教授は、2009年9月に発表した4K映像作品『かぐやの夢〜月と日本人・二つの「かぐや」の物語〜』(製作・日本科学未来館/立教大学)のプロデュースを担当した。
撮影機材には、RED Oneカメラを2台使用し、リグに接続して撮影した。制作現場では、REDのRAWファイルを読みこみ、DPXなどに変換するツール「RED ALERT!」と、再生用PCIカードで、トランスコーダー機能を持つ「RED ROCKET」を用いて、立体視用のファイルとして、UDR20Sに記録。会場ではこのデータをHD-SDIを介してMCコンバーターで右目・左目用データに変換し、56インチQHDTV液晶モニターで出力し、液晶シャッターメガネで視聴する。
<<HDDとSSDを活用したワークフローをデモ D100の4K対応版も>>
2. UDR-D100展示
ポータブルタイプの非圧縮テープレスレコーダー「UDR-D100」の展示コーナーでは、UDR-D100と、高速データ転送システムの「UDR-Direct」を用いて、収録からテープのバックアップにわたるワークフローを展示する形で紹介する。UDR-D100は、D21に搭載する。記録メディアにはHDDを使用したディスクパックとSSDを使用したフラッシュパックの2種類があり、フィルムマガジンの様に簡単に交換ができる。会場では両方を用いたデモを行う。
また、参考出品として、UDR-D100の4K対応版を展示デモする。
<<KiPROとUDRの連携による新たなワークフロー>>
3. AJA Video社製ポータブルレコーダーデモ展示
同コーナーでは、ProRES422対応のポータブルレコーダーKiPROをカメラと接続して、収録からマック上でのファイナルカットプロでの利用までをデモし、データの流れを紹介する。
また、KiProとUDRの連携として、テープ収録のデータのアップ・ダウンコンバート、あるいは、CG・VFX合成などの後処理を行う部分を非圧縮でUDRに収録し、通常の演技部分をKiProのProRES422で収録するといったワークフローを提案する。
4. AJA Video社製コンバータ・ラインアップ紹介
計測技研が販売を扱っているAJAの各種ビデオコンバーターの製品ラインを展示し、つなぎ換えなどを実際に体験できるコーナーを開設する。
<<韓国製地上デジタル対応モジュレーター>>
5.韓国TeleVIEW社製低価格DTVマルチ方式モジュレーターデモ
韓国のTeleVIEW社のデジタル地上テレビの変換用モジュレーターTVB595/597Aを出展する。597Aは、新製品で従来機の後継機にあたる。
デモでは、中国のCMMVとDVB-2に対応することを紹介。2台を並べて、PC内のTSファイルをUSB経由でRFに変調(DTV)出力する。
また、片側のASI出力をもう一台に入力し、リアルタイムにRF OUTの変調出力を行う。
同製品は、STBやデジタルチューナーの開発企業の研究・開発用のテスト信号発生に使用するケースが多い。
このほか、コンバーターとFS1の動態展示として、入力ソースをつなぎ替えることで、変換後の映像を実際に見ることができる。
韓国TeleVIEW社製変換モジュレーター