【ニュース】トムソン・カノープス T2のサービスパック2の頒布開始
2010.8.17 UP
トムソン・カノープスは、独自のHQコーデック(1920×1080ピクセル、4:2:2、最大200Mbps)で映像を記録再生するディスクレコーダー「T2」のサービスパック(SP)2の頒布を開始した。
■操作性、対応形式を拡充
同機はHD-SDIを1入力2出力持ち、現在は、イベントやライブコンサートの映像送出を中心に活用。SP2では、ユーザーの要望を中心に操作性や対応形式を拡充した。
要望の多かった伝送関連では、FTPへの複数フォルダーの同時転送に対応したほか、転送セッションの最大値を設定することで、円滑なファイルのやりとりを実現した。スローモーションをフィールド再生とすることで、映像品質も向上。VARモードは、7段階の可変再生にアップデートした。
操作面では、素材BINからの直接再生が可能となったほか、GUIにブラウズ機能を搭載したことで、USB接続したHDDなど外部デバイスの参照も容易になった。
また、HD/SDの素材に関係なく、送出時に設定した解像度に自動アップ/ダウンコンバート。アスペクト比も設定できる。H.264(QuickTime)やプロレゾ422、WMVコーデックの対応形式も大幅に拡充し、これに伴ってオーディオもAC3、AAC、WMAと拡張した。
JPEG、BMP、TIFF、TGAの静止画素材や連番素材の読み込みにも対応。静止画を1-99秒までのHQ動画ファイルに変換することもできる。