【InterBEE 2009出展者情報】ソニー、 IPカメラを放送業界に提案

2009.11.20 UP

<<IP網を利用して画像伝送 回線コストの低いネット利用を提案>>

 ソニー(株)は、IP方式による監視カメラIPELAを放送業務で使用することを提案している。ソニーブースでは新発売の「SNC-RH164」が展示されている。このカメラは、1280x720の解像度を持ち、最大30fpsで出力できる。出力形式は、MPEG-4 AVCH.264、MPEG-4、JPEGのいずれかである。

 ネットワーク型監視カメラは、IP網を通して画像を伝送するため、IP網の遅れなどが懸念される傾向があり、即時性が要求される放送利用とは相容れないものと考えられてきた。しかし、ソニーは「カメラ価格、回線コストに圧倒的な優位性があるため、放送業界でも受け入れられる余地がある」(説明員)と判断し展示に臨んだという。

 HD-SDI出力のPTZ(パン・チルト・ズーム)対応HDカメラは200万円を越えることから、即時性が不要で低コストにHD画像を得たい分野の関心を引きそうだ。

#interbee2019

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