【ニュース】ホワイトスペース活用 新たに3者が免許申請/湘南ベルマーレや日本空港ビルなど

2010.9.8 UP

 ホワイトスペース(地上波テレビなどの使用可能な帯域)の利活用が本格始動した。TBSテレビは、自社イベント「夏サカス2010」でフルセグ(12セグ)のHD放送やワンセグ、3D生放送を実施。ホワイトスペース特区先行モデルに選定された10者/11案件の中で先陣を切った。
 現在、湘南ベルマーレ、日本空港ビルデング、宮城県栗原市が実験免許を申請中。各社は自前の実験も進めており、免許が取得でき次第、実施される見込みだ。
 湘南ベルマーレは、ホームスタジアムである平塚競技場や地元地域の駅前、商店街、公立小学校などを対象に、ワンセグによるスポーツ情報、映像配信などを計画している。
 日本空港ビルデングは、羽田空港から福岡空港に飛ぶ際、羽田で福岡地域のさまざまな情報、Eコマースなどを提供する「連携空港ワンセグ・サービス」を予定。情報を入手した人が福岡で消費活動をすることで、地域の活性化につなげる。
 宮城県栗原市は、災害時にエリアワンセグで関連の地域情報を配信し、地域住人の安心・安全の確保に寄与することを目指している。
 総務省は、エリアワンセグは11年半ば、ホワイトスペースは12年の制度化を目指しており、先行モデルの成果に期待している。

#interbee2019

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