ソニー、ＪＶＣに半導体メモリーシステムのファイルフォーマットライセンス

　ソニーはＩＢＣ２００８で、JVC（日本ビクター）に、記録媒体に半導体メモリーのＳｘＳカードを使用したＨＤ制作システム「ＸＤＣＡＭ ＥＸ」のファイルフォーマットをライセンス供給すると発表した。
　ソニーは、ＥＸファミリーの拡大を目指して同ファイルフォーマットを公開しており、ＪＶＣが初のライセンス供給になる。ＥＸは、ビデオではなくファイルフォーマット。ＪＶＣは今後、ＥＸと互換性のあるファイル形式を採用したＨＤカメラレコーダーや記録・再生シテムを開発する。
　半導体メモリーを使った制作システムは松下電器のＰ２があるが、松下グループ傘下から離れた直後のＪＶＣのＥＸ採用で、「Ｐ２対ＥＸ」の市場争いは激化が予想される。
ＥＸカメラレコーダーは現在、「ＰＭＷ―ＥＸ１」「ＰＭＷ―ＥＸ３」（写真）の２機種。両機種とも1/2型フル（有効画素１９２０×１０８０）「エクスモア」３ＣＭＯＳイメージセンサーを搭載し、フルＨＤ映像を35Mbps MPEG long GOP圧縮でＳｘＳカードに記録する。

【映像新聞社】