【ニュース】《IBC2010レポート》NHK スーパーハイビジョンでドキュメンタリーを上映
2010.9.24 UP
IBCにおいてNHKは、2008年以来2年ぶりにスーパーハイビジョンの上映を行った。IBC2010が開催された5日間、1時間に3度の上映を行ったが、毎回満席となり、人気展示の一つとなった。
今回は『薙鎌(なぎがま)が見た夢』と題した信州諏訪地方の御柱祭を撮影したドキュメンタリーを上映した。御柱祭は6年ごとに開催される地元民の神秘的な祭りである。
ドキュメンタリーは専用の編集装置を使って、タイムコードベースで編集された。説明にあたったNHKの担当者によれば、現在はカットつなぎ、フェード効果程度の編集をしているだけだという。
NHKは、2012年のロンドン五輪にスーパーハイビジョンのシステムを設置してパブリックビューイングの実現を目指している。カメラの台数、設置箇所、撮影種目などの詳細は、今後オリンピック協会と話し合う予定だという。
このほか、アムステルダム中央駅前のホテルの屋上に設置されたスーパーハイビジョンカメラの映像を、オランダの通信事業者KPNの光ファイバーを通して、24Gbpsで非圧縮ライブ伝送するというデモをした。