【InterBEE 2009出展者情報】エスケーネット、デジタル放送3波受信機開発者向けSDKを紹介
2009.11.24 UP
SDKを使った3波同時視聴デモ
エスケーネット(神奈川県横浜市)は、11月18日に発表したWindows 7対応のデジタル3波(地デジ、BS、110度CS)USBチューナ「MonsterTV U3」を利用した受信機開発者向けSDK(ソフトウェア開発キット)を紹介した。
<<地デジ電波測定やTSデータ録画機器開発にも利用できる>>
今回エスケーネットが開発したSDKは、同社が販売を開始したデジタル3波対応USBチューナ「MonsterTV U3」を使い地上デジタル・BSデジタル・110度CSデジタル放送の受信機や録画ソフトなどの開発や地デジの電波測定用モニター、受信感度モニターなどの測定機器や法定同録用録画機を開発するためのも。提供開始は12月下旬を予定している。
ブースでは、実際にこのSDKを使い、3波同時視聴アプリケーションのデモを行っていた。
<<必要なモジュールのみの切り売りも対応>>
ソフトウェア開発キットの動作環境は、Intel Core2Duo同等またはそれ以上のCPUを搭載したPCとOSはWindows XP、Windows Vista、Windows 7。この他、開発にはVisual Studio 2008が必要となる。
また、ソフトウェア開発キット内容は、APIドキュメント、サンプルアプリケーションとソースコード、ミドルウェアのバイナリーファイル。SKネット営業本部の田野勉氏は、「例えば、DEMUX以降の部分が不要などの要求にも応えられるよう、必要なモジュールのみの切り売りも可能」と説明した。
なお、地上デジタル放送USBチューナ用のSDKは既に発売済みで、地上デジタル放送用SDKのトータルパッケージで約350万円で提供しているという。田野勉氏は、「地デジ版のSDKは、研究所や大学などで研究用として使われている」と説明した。
SDKを使った3波同時視聴デモ