【Inter BEE 2011 PREVIEW】富士フイルム 電子映像コーナー 新製品の3D対応デジタルフォトフレーム「FinePix REAL 3D V3」などを展示
2011.11.11 UP
富士フイルムの電子映像コーナーでは11月下旬に発売を予定している、3D&2D デジタルフォトフレーム「FinePix REAL 3D V3」を出展する。併せて3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W3」も展示し、両者を組み合わせた3Dコンテンツの楽しみ方や活用方法などを提案する。
■裸眼で3Dコンテンツを視聴できるデジタルフォトフレーム
「FinePix REAL 3D V3」は3D、2Dどちらのコンテンツも再生可能なデジタルフォトフレーム。静止画だけでなく、動画にも対応する。ディスプレイは7.2型のプレミアムクリア3D液晶を採用し、高精細・高コントラストで映像を表示する。フルカラー表示色は約1677万色。2D再生時の視野角は上下140度、左右160度。内蔵メモリは512MB。角度は8段階に調整可能で、リモコンで簡単に操作できる。
最大の特徴はモニターに富士フイルム独自の「レンチキュラーレンズ方式」を採用し、専用メガネなしで3D動画・3D静止画を視聴できる点。モニター表面に微細な凸レンズを並べることで両眼視差を生み、立体感を表現する。3D再生時の解像度は800×600ピクセル×2チャンネル。3Dハイビジョン動画の再生も可能だ(ハイビジョン画質での表示は不可)。
またHDMI接続(ハイスピード対応)に対応し、3Dデジタルビデオカメラや3Dブルーレイディスクプレーヤーなどの3D対応HDMI接続機器から直接再生できる点も特徴。3D製品の外部モニターとして利用できる。「コンパクトなサイズなので、放送業界での番組作りにおける3D映像の確認ツールとしても利用できます」と電子映像事業部 営業部の須山 一浩氏は提案する。
■3Dハイビジョン動画を撮影できる3Dデジタルカメラも展示
「FinePix REAL 3D W3」は3Dハイビジョン動画も撮影できる3Dデジタルカメラ。有効画素数1000万画素CCDとフジノン光学式3倍ズームレンズをそれぞれ2基搭載することで、リアルな3D撮影を可能にした。液晶モニターには「レンチキュラーレンズ方式」を採用し、裸眼で3D映像を確認できる。撮影した映像はSDカードを介して、3D&2D デジタルフォトフレーム「FinePix REAL 3D V3」で再生することができる。
電子映像コーナーでは「FinePix REAL 3D W3」と「FinePix REAL 3D V3」を連携したデモや、多様な形式のコンテンツを「FinePix REAL 3D V3」で再生するデモなどを実施する。「高画質な3D映像品質や、それぞれの操作性などを体感できます」と須山氏はアピールする。
(展示ホール8、ブースNo.8407)