デジタル・ビジョン デジタルシネマ用画像処理ラインアップを強化
2008.5.19 UP
スウェーデンのデジタル・ビジョン社はNABで、同社のFilmMasterなどの新バージョンを発表した。同社は今年で創設20周年を迎え、デジタルシネマ向け製品ラインアップの強化を図った。
今回、新たに発表したのは、4kリアルタイム機能を搭載した画像処理装置「FilmMaster」、傷処理などの画質改善ツール群「DigitalVisionOptics(DVO)ツール」、レンダリング・アクセラレーター「Turbine」の各種。
FilmMasterの最新版4・0は、4kのリアルタイム処理を実現。モニター上における画像処理の結果が4kの画質でリアルタイムに表示される。ファイル・ベースのフィニッシング機能を持つことで、今後、処理速度に大幅な改善をもたらすという。SANストレージから直接データを読み、リアルタイムに色処理を実施できる点が大きな特徴で、これによって、データのインジェスト(転送記録)のための待ち時間を節約できる。
DVOツールは、フィルム撮影による映像データの画質を改善するためのツールが20以上同梱されている。映像のシャープネス化、ホコリ除去、グレイン変換、フォーマット変換など各種の機能がある。
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