【Inter BEE 2009 見どころピックアップ!】ゼンハイザージャパン 体感型展示で各種新製品をデモ

2009.11.17 UP

オーディオ・リファレンス用ヘッドフォン HD800

<<スペース拡大し、体験重視の展示を実施>>

 ゼンハイザージャパンは、昨年に続き、2回目の出展となる。昨年は、日本法人設立のお披露目が主な目的としていたが、今年は、8コマから10コマにスペースを拡大。昨年を踏まえ、ゼンハイザーの製品を実際に体験してもらうことを目的に、体感型の展示を行う。

 展示製品としては、同社のワイヤレスシステム、マイクロフォンのほか、オーディオ・リファレンス用ヘッドフォンのHD800やスタジオモニター用スピーカー K+H(ケー・ハー)なども実際に体験できるようなデモにする。


<<「プロの作り手に使い勝手の良さを提供」>>

 スタジオモニター用スピーカーのK+Hは、昨年のジャパンのお披露目後に発売となった製品で、InterBEEで初の出展となる。ゼンハイザージャパンの宣伝部委託マネージャー新井庸志氏は、今回のゼンハイザー製品の出展のねらいについて次のように話す。

 「ゼンハイザーは、多くの音楽愛好家に選ばれる製品・ブランドだが、プロフェッショナルの支持があってこそのブランド。ゼンハイザー製品は、音を忠実に再現する点が特徴。ナチュラルに再現することで、プロの作り手に使い勝手の良さを提供している。ぜひ、ブースでその品質を体験していただきたい」


<<マイクの体験コーナーでプロのアーチストが競演>>

 会場入り口近くに位置したブースでは、ステージを用意し、マイクの体験コーナーとして、ガラス張りのステージで6組のアーチストが演奏を披露。その演奏をガラス越しに同社のイヤーモニターやヘッドホンで視聴ができるようにする。出演アーチスト6組のうちの何組かは、同社が行っている「ボーカリスト発掘キャンペーン」の入選者となる予定。現在、募集の期間で、11月に応募締め切り・審査の上で選出されたボーカリストが登場する。

 今年発売の直後から生産数を上回る予約があり、品薄状態が続いたヘッドホンHD800は、オーディオのリファレンス用として、高い評価を受けている。会場では、視聴ができるコーナーを設ける。HD800は、ゼンハイザー本社で1台ずつ手作りによる生産のため、1日200台しか生産できない。また、ゼンハイザーのシニアアコースティックエンジニアであるアクセル・グレル氏がすべての製品について最終工程段階でチェックを行い、品質を見極めたものだけが出荷されるという手の入れようだ。品質への高いこだわりが生かされた製品だ。


<<多チャンネル対応のワイヤレスマイク「SKM5200」をデモ>>

 マイクコーナーでは、多チャンネル対応のワイヤレスマイク「SKM5200」をデモする。SKM5200は、ライブにおけるミュージシャンの使用や、放送局で多チャンネルを使用する際の使用など、数多くの実績を誇る製品。ブースでは、多チャンネルによるステレオの収録・再生のデモを行う。このほか、SKM5200の高機能を受け継いだマイク「エボリューション」も出展する。

 また、参考出品としてデジタルマイクを展示デモする。ゼンハイザーとしてはデジタルマイクは初の製品となる。
 ステージのマイク体験では、今までのマイクの製品ラインアップを聞き比べることができるコーナーも開設する。

#interbee2019

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