国内外のキーパーソンが集まり、レセプションパーティを開催
2008.11.19 UP
11月19日(水)に開幕したInter BEEは今年で44回目を迎え、昨年を上回る781社の出展規模となり、そのうち400社は海外(26カ国・地域)からの参加です。米国のNAB、欧州のIBCと並ぶ世界三大放送機器展のひとつと称されるInter BEEへの国際的な関心の高さがうかがわれ、展示会場は活気にあふれています。昨夕に行われたレセプションパーティ(於・アパホテル&リゾート東京ベイ幕張)は出展者、業界関係者、メディアなど554名にご参加をいただき、盛大に開催されました。
■主催者挨拶(要約)
今回で四十四回目の開催を迎えたインタービーは、米国のNAB、欧州のIBCと並ぶ、世界三大放送機器展のひとつであり、国内外のトップレベルの映像・放送関連機器、音響関連機器、照明機器、および、それらに関連するアプリケーションやソリューションが一堂に会するアジア最大の放送機器展です。
機器展示においては、放送関係者をはじめ、スタジオ・ポストプロダクション・コンテンツ制作などの関係の方々を対象に、最先端技術が出展各社から多数発表され、ハードのみならず、国内外の豊富なソフトウエアの高度な編集を可能とするシステム技術など、ハードとソフトが融合する最新技術の数々を目前で体感できるものと期待いたしています。
また、大きな変貌を遂げつつある世界的な技術潮流に呼応し、放送、通信、IT、音響、ライティングなど、広範な技術分野を俯瞰できる総合技術展として、機器展示と密接に連携した「Inter BEE Forum 2008」が本日の基調講演を皮切りにスタートしています。
国内外から放送・映像・音響の各分野の専門家をお招きしている他、次世代の育成に寄与する「チュートリアル・セッション」、アジア発の一級品のコンテンツを相互に紹介する「Asia Contents Theater」など、注目のシンポジウムが期間を通して開催されますので、是非ご参加ください。
インタービー2008は、ネットワーク化、HD制作新時代が到来している国内外のマーケットを視野に入れた、プロフェッショナルニーズに応える展示会であり、しかも、昨今、話題になる地球温暖化対策をも視野に入れた情報交流やビジネス創出の場として、効果的にご活用いただくことをご期待申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。
<right>社団法人電子情報技術産業協会</right>
<right>専務理事 半田 力</right>
■ご来賓祝辞(要約)
今年八月の北京オリンピック放送では、いくつもの感動の場面が、皆さまの目に焼きついていることと思います。今回は、地上デジタルテレビ放送によって全国をカバーした初めてのオリンピック放送であり、臨場感あふれるテレビ中継を、全国の国民視聴者にお届けすることができました。こうした中継を支える放送機器の最先端の進化を、今日からの国際放送機器展で拝見できることを、大変うれしく思っております。
さて、地上アナログテレビ放送の終了まで、残すところ、あと977日となりました。デジタル放送への完全移行に向けて、我々民放事業者は、デジタル中継局の整備や国民視聴者への周知活動を含め、精一杯の努力を重ねているところです。
言うまでもなく、この事業は、放送事業者だけで達成できるものではありません。放送機器メーカ、家電メーカ、行政、自治体など、関係者の皆さまには、これまでもひとかたならぬご協力をいただいているところですが、今後もより一層のご支援・ご協力をお願い申しあげる次第です。
また、この国際放送機器展の期間中は、私ども日本民間放送連盟も、民放各社の最新技術を披露すべく、「第45回民放技術報告会」を、国際会議場で同時開催しておりますので、是非お立ち寄りいただければと存じます。
最後になりましたが、この国際放送機器展を主催されております電子情報技術産業協会をはじめ、関係各位のご尽力に対しまして敬意を表するとともに、この展示会のご成功と、関係各業界の一層の発展を祈念いたしまして、私のお祝いの言葉とさせていただきます。
<right>社団法人日本民間放送連盟</right>
<right>常務理事 工藤 俊一郎</right>
■乾杯ご挨拶(要約)
今、放送のデジタルへの完全移行が大きな課題になっています。米国では90日後に完全移行が始まり、日本では977日後にその日が迫っています。この大事業の完遂と機器展の成功、そして、皆様のご健勝とさらなる飛躍を祈念しまして、乾杯を致します。ありがとうございました。
<right>日本放送協会</right>
<right>理事 永井 研二</right>
■ご挨拶(要約)
米国ではデジタルテレビジョンへの完全移行への最終カウントダウンが始まりました。米国の今の状況から、日本の皆様が学べることもたくさんあると思います。故に、このInter BEEのような機会を捉え、さまざまな情報交換がなされることは本当に大切なことだと考えます。地上デジタル放送は未来を豊かにし、すべての人に恩恵を与えるものです。来年のNABで皆さんに会えることを楽しみにしております。
<right>全米放送事業者協会(NAB)</right>
<right>デジタルテレビジョン移行担当副会長 ジョナサン・コレジオ</right>
【Inter BEEニュースセンター】