【Inter BEE 2010 PREVIEW】アストロデザイン 同社初のSSDレコーダ標準モデルを初披露
2010.11.12 UP
アストロデザインは、今年4月のNAB SHOWで参考出展した2K非圧縮SSD(Solid State Drive)レコーダー「HR-7502」を出展する。今年のNABで参考出展後、来場者や顧客からの意見を集め、しているという。すでに製品を納品している事例もあるが、最終的な標準モデルとしては12月から本格発売をする計画で、InterBEEが初のお披露目となる。
「HR-7502」は、HD-SDIシングルリンク2048(1920)×1080 60iで約47分、HD-SDIデュアルリンク2048(1920)×1080 24pで約33分の収録が可能。 ユニット形式のSSDパックで交換が可能なため、複数のSSDパックを用意することでさらに長時間の撮影が可能だ。
3G-SDIによる高速転送が可能。別売りのファイル転送用ツールがあり、これによってLTOへの転送ができる。DPX、BWFフォーマットでの出力にも対応している。また、 e-SATAによってPCへの連番ファイルでの動画映像の読み出し・書き出しが可能。
側面の3.5インチ液晶パネルで、収録映像をリアルタイムで表示するほか、再生確認もできる。 アストロデザイン社がSSD製品を発売するのはこれが初となる。 記録媒体にSSDを採用することで、耐振動性も高く、また、小型軽量化によってカメラ本体にマウントして使用することも可能。価格は200万円〜250万円程度を予定しているという。
HR-7502の上位にあたる4k SSDレコーダーの「HR-7512」は、RGB 12bit 59.94pの4k映像信号(HD-SDI×16ch)を1台で録画再生でき、4台同期運転することで8k映像信号にも対応する。
4k解像度高精細カメラシステム「AH-4410/AP-4411」は、昨年のInterBEEで参考出展し、今年のNABで完成版を披露している。会場では、4kカメラと上記の4k SSDレコーダーを用いた編集環境による4k映像制作のワークフローをデモする。
上記も含め、アストロデザインブースでは、下記のような多彩な新製品が出展される。
■4K解像度、高精細カメラシステム
■4K/2K非圧縮SSDレコーダ
■VE卓向けHD17インチ液晶マルチ波形モニタ
■送出監視向けHD17インチ液晶波形モニタ–
■ラウドネスメータ対応オーディオモニタ
■ワンセグ送信機
■フレキシブルスキャンコンバータ
■マルチメディアスキャンコンバータ