【CEATEC】パイオニア、映像が目の前に飛び出して見える3D技術を展示

2008.11.12 UP

 パイオニアは、2008年9月30日から10月4日まで開催したCEATEC JAPAN 2008にて、裸眼で視聴できる立体映像の3D技術を紹介した。

■ 目の前に映像が飛び出して見える、3D floating Vision
 パイオニアがブースで展示しているのが、パイオニア独自技術の裸眼立体システム「3D floating Vision」。手前の空間に結像した浮遊像(実物)を特殊なめがね無しに、裸眼で見ることができる、3Dならではの分かりやすさ、楽しさを持つ立体映像ユーザインタフェースを開発した。
 そして、3D用レンズ、専用LCD、空間センサーをコンパクトに一体化した立体操作用プラットフォーム「3Dフローティングビジョン」用モジュールを開発。15型のセンサー付きと6型(センサーなし)の2種類を受注生産品として用意している。(写真上)

 この「3Dフローティングビジョン」用モジュールを使ったシステムは、液晶ディスプレイに特殊な3D用レンズと空間センサーを装備しており、浮遊像を操作したり、実物体と映像を効果的に融合することで、新鮮なインタラクティブ立体操作が可能となる。
 デモでは、売り出したい商品(実物)との組み合わせによる、新たな広告宣伝媒体を想定し、ディスプレイの前に殺虫スプレーを置き、画面上に飛んでいるハエに向かってスプレーすると、ハエが落ちる様子やペットボトルを置くと、画面内のキャラクターがレモンをペットボトルの中に横から押し込み、実際にペットボトルの中にレモンが入った様子を見せた。(写真中、下)
 これにより、立体映像と実物との相乗効果により、商品のアピールポイントを強く印象つけることができるという。

#interbee2019

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