【CEATEC2011】東芝 REGZA WORLD新製品によるTV Everywhereを一挙公開、ソーシャルTVも
2011.10.26 UP
中継番組を見ながら、友達達とツイートを楽しむことができる
yahoo! Japanはテレビとの連携を紹介していた
東芝は、CEATEC Japan 2011の自社ブースにおいて、記者発表会で紹介した「REGZA WORLD」の新製品の実機を展示した。「REGZA WORLD」は、タイムシフトマシン搭載のホームサーバー的存在「REGZA ブルーレイ DBR-M190」およびタブレットデバイス「REGZA Tablet AT700」を連携し、テレビ視聴スタイルの選択を広げる、オリジナルのTV Everywhereをアプローチしている。
■タブレットデバイスに多くの来場者
「新たな事業の柱にする」というREGZAタブレットデバイス「REGZA Tablet AT700」は来場者に体感できるようハンズオンで展示され、常に沢山の来場者であふれていた。
Androidの最新バージョン 3.2が搭載された新タブレットの魅力は、ディスプレイが10.1型に関わらず、世界最薄7.7mm、最軽量558gという身軽さ。
最精細LED液晶の720p対応のREGZAディスプレイ(1280×800)、センサーが外光環境を感知して太陽光下でも見やすくする、アダプティブ・ディスプレイ技術を採用している。
CPUは前モデルAT3S0にはNVIDIA製のTegra2が採用されていたが、今回の新タブレットにはデュアルコア、Texas Instruments OMAP4430が搭載されている。
ブリッジメディアとしてmicro SD/SDHCメモリカードでデータを外に出せる利便さもついてくる。
■REGZAタブレットを用いた新たな視聴スタイルを提案
展示スペースでは、REGZAタブレットに独自のアプリ「レグザAppsコネクト(RZタグラー)(RZプレーヤー)(RZライブ)(RZポーター)」を搭載させ、テレビやブルーレイのリモコン操作、ブルーレイで受信している放送中の番組をタブレット側で視聴するといった、新たなテレビ視聴スタイルを紹介している。
ブルーレイ側のエンコードエンジンで、リアルタイムに番組コンテンツをエンコードしてタブレット側に転送するが、ストリーミングのバッファがかかるため多少の遅延が発生する。ただスポーツ中継でなければ、さほど気にならないだろう。
ブルーレイDBR-M190にはチューナー2基が実装されているので、タブレット側ではテレビで観ている番組とは別の番組を楽しむといった、セカンドスクリーンとしての利便さを発揮できる。またブルーレイ側で録画した番組もタブレット側に転送して視聴できる機能も、近々「RZプレーヤー」アプリのバージョンアップで対応できるようになる。
「RZタグラー」で、自分の観ている番組情報を他のユーザーと共有することで、反対に他のユーザーが観た番組リストから番組を選んで観ることができる「タグリストシェア」や、番組を見ながら、その番組のコメントをツイッターするといった、「ソーシャルTV」としても一歩進めている。
■Yahoo!のサーチエンジンを活用してタブレット端末に番組関連情報を表示
また会場では参考出展として、REGZAで観ている番組の関連情報をYahoo!のサーチエンジンを活用してタブレット端末に表示するサービスを紹介、インターネットとテレビの親和性をアピールしていた。タブレット側のインターフェースには、情報の頭出しとWebへのリンクのほか、テレビセットのリモコン操作もできるようになっている。
新タブレットAT700の正式発売は、できればクリスマス商戦に間に合うように店頭に並ぶ予定だという。
中継番組を見ながら、友達達とツイートを楽しむことができる
yahoo! Japanはテレビとの連携を紹介していた