【ニュース】ソニー HDCAM-SRの機能・ワークフローを実演紹介

2010.10.28 UP

SRW-9000PL

■HDCAM-SRカムコーダー 「SRW-9000PL」をデモ

 ソニーは7日、HDCAM-SRの最新機能やワークフローを紹介するイベントを開催。撮影監督やポストプロダクション関係者に、カメラおよびVTRの将来性を訴求した。

 9月に発売を開始したHDCAM-SRカムコーダー「SRW-9000PL」は、スーパー35ミリサイズの単版CCDを搭載。「35ミリサイズの撮像素子を持つカメラとしては、唯一のRGBサンプリング」(ソニー桐山宏志氏)だとして、ベイヤーパターンおよびCMOSを採用する他社製カメラと比較撮影した映像で、その性能の高さを示した。

 また、コンバージェンスデザイン製ナノフラッシュにプロキシを同時記録して、撮影後オフライン編集をすぐに行う方法や、Sログの広いダイナミックレンジを生かしたカラーグレーディングフローを紹介した。


■シネEIモードを追加したF35

 「F35」は、最新ソフトウエアV2.0で「シネEIモード」を追加。ISO感度を、標準の450から、800や1000に上げることでトータルのレンジを増やす。専用に設定されたハイパーガンマを適用することで、中間から暗い領域の表現力を増すことができる。

 さらに、HDCAM-SRコーデックをMXFファイルでラッピングした「MPEG4 SStP」形式の説明と、IBC2010で技術展示した内容の紹介を行った。
 VTR「SRW-5800/2」から、ギガビットイーサネット経由でアビッド製メディアコンポーザーの新バージョンにファイルを送り、キーヤーを使った合成とカラーグレーディングを行う。

#interbee2019

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