【InterBEE2009】ソリトンシステムズ、パターン認識用ハードウェアを出展
2009.11.18 UP
<<画像処理、パターン認識の高速化を実現したデータ処理エンジン>>
ソリトンシステムズ(株)は、超高速データ処理エンジン「Expresso FPGA」を出展した。PCI Express(4レーン)でPC本体とのインターフェイスを取る。このエンジンは、画像処理のみならず、パターン認識までも大幅に高速化する。
今回は、予め登録した顔情報とのマッチングを取る顔認識が展示されていた。同社によれば、ソフトウェアでの顔認識に比べて10倍から100倍の速度向上が期待できるという。
同社は、このデータ処理エンジンと複数の監視カメラを組み合わせたアプリケーションを提案している。ショッピングモールで複数店舗からのカメラ情報を元に、顧客の回遊の様子をデータ化したり、VIPの来訪を報せる、というのが認識の応用とされている。顔認識ソフトウェアは別途同社が供給している。
データ処理エンジンは、アクセラ社のFPGAを2基装備し、うち片方(FPGA2と称される)のハードウェアが設計者に開放されている。設計者はFPGA2の内部回路を規定し、高速化することができる。