【CEATEC】パイオニア初のBDレコーダーを展示

2008.11.12 UP

 パイオニアは、CEATECJAPAN 2008において、9月11日に発表したパイオニア初のブルーレイディスクレコーダ「BDR-WD900/BDR-WD700」と8月27日に発表したブルーレイディスクプレーヤー「BDP-LX91/BDP-XL71」を展示紹介した。

■ パイオニア初のブルーレイディスクレコーダー
10月上旬に発売予定の、パイオニア初のブルーレイディスクレコーダー 「BDR-WD900」は、1TBのHDDを搭載し、「BDR-WD700」は、500GBのHDDを搭載している。(写真上)
 新開発のビクシス・システムズ社製「MPEG-4 AVC/H.264トランスコーダー」の採用により、ハイビジョン放送を映像、音声、データに手を加えないDRモードで「BDR-WD900」で約90時間、「BDR-WD700」で約44時間の録画が可能。また、5倍長時間録画のHEモードならハイビジョン画質(フルHD(1980×1080))のまま従来比約5倍の長時間録画を実現しており、「BDR-WD900」で約450時間、「BDR-WD700」で最長約220時間のハイビジョン録画ができる。両製品とデジタルWチューナー搭載により、ハイビジョン2番組の同時録画ができるが、トランスコーダーが同時1ストリームのみしか対応していないため、2番組のうち一方のデジタル放送はHDDへのDR予約録画専用となり、予約録画中の番組を見ることはできない。なお、また、デジタル放送の音声部分は再圧縮しないため、5.1chサラウンドもそのままの高音質で楽しめる。
 パイオニアが採用しているビクシス・システムズ社のMPEG-4 AVC/H.264トランスコーダー方式は、プロが使用する放送用エンコーダーで作成した「動きベクトル」「レート配分」等の情報をそのまま引き継ぎ、H.264に変換するため、レコーダーで復元した画像をH.264に変換するエンコーダー方式に比べてロスが少なくなり、高画質での録画を可能にしている。また、フィルム素材など1080/24pで収録された映像信号を高画質出力を実現する高性能IP変換LSIを搭載している。また、ハイビジョン画質をより美しく再生するために、高画質変換回路にマーベル社製高性能ビデオフォーマットコンバーターを採用し、映像ノイズを低減している。
 説明員によると、本ブルーレイディスクレコーダは、シャープとの提携によりシャープの技術を利用している。また、ドライブについてはパイオニアが担当している」と説明した。また、発売日について、「10月上旬としているが、詳細な日程は未定」とした。

■ ブルーレイディスクプレイヤーのフラグシップモデル「BDP-XL91」
 12月中旬発売予定のクオリティにこだわったブルーレイディスクプレイヤーのフラグシップモデル「BDP-XL91」を展示紹介した。この「BDP-XL91」は、BDやDVDに記録された8bitの輝度信号や色差信号をパイオニア独自のアルゴリズムで16bitに拡張し、微小な信号の忠実再現やノイズの極小化する「16ビット適応型bit拡張プロセッシング」機能により、よりリアリティのある映像を実現。また、新開発の「動き適応型高精度I/P変換」機能により、映像の動きに合わせた適応処理を行うことで、素材に忠実な映像を実現している。さらに、説明員によると「HDMIを音声信号と映像信号をそれぞれに振り分けている。また、7.1chアナログ出力も対応しており、音質にもこだわっている」と説明した。ブルーレイディスクプレイヤーのエントリーモデルとして「BDP-XL71」も用意されており、11月中旬発売予定になっている。(写真中、下)

#interbee2019

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