【IBC2009】JVC、IBCで4K中継のデモンストレーションを実施

2009.8.16 UP

4Kカメラ「KY-F4000」

 日本ビクター(JVC)の欧州現地法人、JVC Professional Europe(フランクフルト、JPE)は、9月11-15日にオランダで開催されるIBCの機器展示において、同社の4Kカメラ「KY-F4000」を用いたライブ中継のデモンストレーションを行う。新しくホール9に設けられた新コーナーである「IBCプロダクション・ビレッジ」(Production Village)で会場の様子を撮影するデモを行う。

 IBCプロダクション・ビレッジは、IBCにおける初の催しの一つ。会場内のホール9では、毎年、複数のメーカーによる最新のディスプレー製品とスタジオ技術を組み合わせたデモを行っているが、今年は、これまで同様のプロダクションの最新機材を一堂に集める目的を維持しながら、新たな企画として実施する。
 対象機材は、最新のディスプレー製品と放送・デジタルシネマカメラを複数台揃える。新たな試みとして、参加者が実際に触れてみることができるようにしている。
 このプロダクション・ビレッジの目玉として、JVCの「KY-F4000」が展示デモされる。

 KY-F4000は、4K2K単板カメラセンサー、1.25インチC-MOSセンサーを搭載。4K2K(水平3840×垂直2160ピクセル)、829万画素の超高精細映像で毎秒60フレームのライブビデオ出力機能を世界で初めて搭載した。
 2009年4月のNABで発表され、REDカメラと同様、4K解像度でRAWデータをリアルタイムで出力できる点が注目された。
 7月22日の皆既日食では、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)と超臨場感コミュニケーション 産学官フォーラム(URCF)が共同で行った通信実験「7.22皆既日食の4K超高精細全天映像ライブ伝送上映」において、KY-F4000と4K上映用のプロジェクターが採用され、全天ドームシアターにてライブ上映が行われた。

 また、IBCの会場情報をネット上でニュース番組形式で報告する「IBC TV News」は、JVC製の業務用HD メモリーカードカメラレコーダー「GY-HM100」とコンパクトショルダータイプの「GY-HM700」をニュースギャザリング用機材として採用する。

#interbee2019

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