【ニュース】ソニー デジタルシネマプロジェクター『SRX-R220』が3D上映対応
2009.7.9 UP
ソニーは7月8日、高解像度4K映像を投影可能なデジタルシネマプロジェクター『SRX-R220』に、ソニー製3Dプロジェクションレンズユニット『LKRL-A002』または『LKRL-A003』を含む、米国RealD(リアルディー)社の“3Dデジタルシネマシステム”を用いることで、3D上映に対応すると発表した。
これにより、映画館では、1台のプロジェクターで、2D上映(4K解像度)と3D上映(2K解像度)を提供することが可能となる。
なお、7月10日(金)より開催される「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009」では、このシステムを用いた国内初の3D上映を行うという。詳細は、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009オフィシャルサイト(http://www.skipcity-dcf.jp/)。
『SRX-R220』向け“3Dデジタルシネマシステム”の主な特長
RealD社の“3Dデジタルシネマシステム”は、ソニーの3Dプロジェクションレンズユニット『LKRL-A002』または『LKRL-A003』と、RealD社の3Dフィルター、3Dメガネで構成される。
1. 高画質の3D映像を実現
3Dプロジェクションレンズユニット『LKRL-A002』または『LKRL-A003』は、4K(4,096×2,160)の解像度をもつプロジェクターの優位性を活かし、ツインプロジェクションレンズから、独立した左右2つの2K映像を同時に表示。
RealD社製の3Dフィルターを通過した映像はスクリーン上で1画面に合成され、3Dメガネを装着することで立体視が可能になる。4K解像度のプロジェクターを用いて、左右の2K画像を同時に出す方式により、RGB4:4:4、水平解像度2048画素で2K・3D上映を実現した。
2. 60p上映に対応
外部入力で60p上映に対応しているため、映画以外にも様々なコンテンツの3D上映に使用可能。特に、スポーツ中継など動きの速い映像に効果を発揮するという。
【写真】3Dプロジェクションレンズユニット「LKRL-A002」