【ニュース】日英で立体映像による番組放送本格化
2009.8.19 UP
■スカパーJSAT 3D立体番組を放送
スカパーJSATは8月18日、3D立体番組放送を実施する。3D放送するのは、3D立体劇映画「センター・オブ・ジ・アース -3D-<吹替版>」(2008年10月、全国公開)。放送は、「スカパー!HD」または「スカパー!e2」の利用者が対象で、8月18日の8月25日の二日間、各4回放映する。映像は、通常の一般家庭のテレビでの立体画像鑑賞となり、赤と青のフィルターを通して見る「アナグリフ方式」が採用されている。番組視聴をカスタマーセンターに申し込みすると、事前に視聴者に専用メガネ(赤青メガネ)が1セット(4個)発送される。
■英BSkyBは2010年から立体放送開始
英British Sky Broadcasting(BSkyB)社は2010年、欧州市場で初の立体(3D)TV放送サービスを開始する。来年、英国で市場に出てくる家庭用立体テレビの拡販を狙って開始をする。
3Dで放映される番組は、映画のほかスポーツやエンターテインメント系とジャンルに富んでいる。これらは既存のHDのインフラを使って放送するので、Sky+HDサービスに加入している家庭ならばアップグレード費用もなく、BSkyBから提供される専用のチューナーボックス(STB)に取り換えれば3D番組を受信できる。ただし、”3D Ready”立体テレビを揃えなければならない。
BSkyBによると、Sky+HDサービスに加入している世帯数は、およそ131万3000世帯。サービス全体では、今年の6月時点で12万4000人加入世帯を増やし、944万2000世帯となっている。BSkyBは今年の4月2日に、英アビーロード・スタジオで行われたロックバンド、キーン(Keane)のコンサート中継の3D実験放送を実施している(3DでWEB放送も同時に行われた)。