【InterBEE 2011 PREVIEW】キャノンマーケティングジャパン 映像制作用のレンズやカメラで構成する「CINEMA EOS SYSTEM」を初公開
2011.11.12 UP
写真2:デジタル一眼レフカメラ「EOS-1DX」
写真3:「DIGISUPER 95」
カメラや電子機器・光学機器の大手であるキヤノンマーケティングジャパン株式会社(東京・港区)は、11月16日(水)から18日(金)まで幕張メッセで開催されるInter BEE 2011において、11月4日に発表した映像制作用のレンズやカメラで構成する「CINEMA EOS SYSTEM」と10月18日に発表したデジタル一眼レフカメラ「EOS-1DX」を初公開する。さらに、ブースではセミナーや「CINEMA EOS SYSTEM」を使いハリウッドで制作した作品4本を上映する予定である。
同社ブースでは、「テレビ番組制作からCMや映画を含む映像制作までを幅広くカバーする製品を一堂に会した展示を行う」と映像システム営業本部映像システム営業部 部長の中野 芳充氏は説明した。
■ 映像制作用のレンズやカメラで構成する「CINEMA EOS SYSTEM」を初公開
2012年1月下旬より順次発売する予定の「CINEMA EOS SYSTEM」をInterBEEにて初展示する。この「CINEMA EOS SYSTEM」は、CMや映画などの映像制作市場に本格参入する製品で、EF/PLマウント対応のレンズ交換式ビデオカメラ「EOS C300/EOS C300 PL」と4K(4,096×2,160画素)に対応したEFマウント/PLマウントの2タイプのトップエンドズームレンズシリーズと単焦点レンズシリーズの「EFシネマレンズ」、および現在開発中のデジタル一眼レフカメラから成る。レンズ交換式ビデオカメラ「EOS C300/EOS C300 PL」の特徴について、イメージコミュニケーション企画本部イメージングシステム企画課 課長の絵本 直樹氏は、「スーパー35mm相当の約829万画素大型単板・新開発CMOSセンサーを搭載している点とボディーが約1.4kgと小型軽量である点」と説明した。なおブースでは、ARRI社とレッドロックマイクロ社のリグを装着した展示と現在開発中の一眼レフカメラのモックアップを参考出展するという。
■ EOS MOVIEを強化したデジタル一眼レフカメラ「EOS-1DX」を初展示
10月18日に発表、2012年3月下旬発売予定のデジタル一眼レフカメラ」EOS-1DX」をInterBEEにて初展示する。この「EOS-1DX」の特徴は、新開発の35mmフルサイズの有効約1810万画素CMOSセンサー搭載し、圧縮形式として新たにフレーム間予測圧縮の「IPB」とイントラフレームのみの圧縮する「All-I」の採用、タイムコード記録対応などのEOS MOVIEを強化している。記録サイズは、1080i(1920×1080画素(30/25/24fps))、720p(1280×720画素(60/50fps))、480i(640×480画素(30/25fps))。「新たに採用した「All-I」は、フレーム間圧縮がないため高画質で編集性に優れている。」と絵本氏は説明した。
この他、HDTV対応95倍フィールドズームレンズ「DIGISUPER 95」や業務用ビデオカメラ、廉価版HD情報カメラの技術展示、太陽光発電と蓄電池を使い24H運用が可能な情報カメラ等も展示する予定だ。
(参考) キヤノンブース セミナープログラム
11:00〜11:45:XF105を使用した番組制作導入事例紹介
ナショナルジオグラフィックの番組をXF105で撮影。撮影秘話や、撮影テクニックをカメラマンが解説。
出演:キャプテン・マック海洋研究所 永田 雅一氏、ヴィジュアルキューブ 水城田 志郎氏
11:50〜:CINEMA EOS SYSTEM 作品上映“SWORD”
監督:Felix Alcala
本編 9分40秒 メイキング 5分29秒
12:15〜13:00:CINEMA EOS SYSTEM テクニカル WORKSHOP
CINEMA EOS SYSTEMの機能を技術的に解説
出演:キヤノン株式会社 恩田 能成
13:00〜:CINEMA EOS SYSTEM 作品上映 “Max Is Back”
監督:Richard Crudo
本編 5分50秒 メイキング 5分29秒
13:30〜15:00:CINEMA EOS × Hollywood
ハリウッドデビューしたCINEMA EOS SYSTEMを徹底解剖
出演:DVJ BUZZ TV 編成局長 石川 幸宏氏、DVJ BUZZ TV CINEMA EOS SYSTEM ストリンガー 松永 勉氏
15:00〜:CINEMA EOS SYSTEM 作品上映 “XXIT”
監督:Sam Nicholson
本編 11分02秒 メイキング 7分49秒
15:30〜16:15:実機検証/Canon Logが生み出す映像の世界
実際にEOS C300を使用し、Canon Logガンマの実力を検証
出演:電通 クリエイティブ X プロデューサー 長谷川 徹氏、撮影監督 川端 健一氏
16:15〜:CINEMA EOS SYSTEM 作品上映 “Mobius”
監督:Vincent Laforet
本編 12分00秒 メイキング 6分46秒
(映像・放送関連機材部門 :展示ホール6、ブースNo.6311)
(写真説明)
写真1:映像制作用のレンズやカメラで構成する「CINEMA EOS SYSTEM」
写真2:デジタル一眼レフカメラ「EOS-1DX」
写真3:HDTV対応95倍フィールドズームレンズ「DIGISUPER 95」
写真2:デジタル一眼レフカメラ「EOS-1DX」
写真3:「DIGISUPER 95」