【IBC 2010 Photoレポート】(6)AJA Video Systems テープレス映像記録デバイス「Ki Pro」の小型版、「Ki Pro mini」を発表
2010.10.13 UP
AJA Video Systems 「Ki Pro mini」を発表
AJA Video Systemsは、テープレスの映像記録デバイス「Ki Pro」の小型版、「Ki Pro mini」を発表した。Ki Proの機能そのままに、頑丈なエアクラフトアルミ製で筐体を小型化しカメラ等へ容易に取り付け可能にしている。
CFカード2スロットを装備、コンパクトフラッシュを使用しての10bit 4:2:2 フル解像度のApple ProRes 422収録が可能。撮影時にカメラ周辺に取り付けられる付属オプションもある。ライン/マイクレベルを選択可能なスイッチを持つ2ch.バランスドXLRオーディオ端子を搭載、SDI、HDMI経由で8ch.のエンベデッドデジタルオーディオ対応。
Webブラウザコントロールは、Ki Proとほぼ同デザインのインターフェイスになっている。
AJAでは、そのほか、Mac/PC両対応のビデオ・オーディオ入出力ハードウェア「KONA 3G」を発表した。SD/HD/Dual-Link HD/3G/2Kに対応し、10bit非圧縮対応の3G/HD/SD SDI入出力。
民生用3DディスプレイでのS3Dモニタリングを可能にするHDMI1.4a出力、8チャンネルのAESデジタルオーディオと16チャンネルのSDIエンベデッドオーディオなどの豊富な入出力端子を装備している。
SD、HD、Dual Link HDと2Kにも対応。10bitハードウェアベースのアップ/ダウン/クロスコンバータとダウンストリームキーヤーも搭載。
AJAはまた、2系統の3G-SDI入力を様々な方式の3Dフォーマットに結合し、HDMI 1.4aやSDI入力を持つ3Dモニターやプロジェクターシステムで、真のS3Dプレビューを行うための新しいコンバータ「Hi5-3D」も発表した。(石川幸宏)