【Inter BEE 2009 見どころピックアップ!】東通インターナショナル 新製品 MirandaTechnologyのマルチビューワー iControl(アイコントロール)を展示

2009.11.18 UP

モジュール型マルチビューワー カレイドX16
ハイブリッド ルーティングスイッチャーの内部構成

ハイブリッド ルーティングスイッチャーの内部構成

東通インターナショナル 細田常務

東通インターナショナル 細田常務

 東通インターナショナルは、カナダ MirandaTechnologies社の各種新製品を中心に出展する。また、地上波系の放送局の空撮用関連製品として導入が進んでいるHDカメラ防震システムのシネフレックスT14シリーズも出展する。

 昨年12月、米NVISION社がカナダMirandaTechnologies社に買収合併されたことに伴い、NVISION社の国内販売を手掛けてきた東通インターナショナルが、これまでのNVISION社のルーティングスイッチャーに加え、MirandaTechnologies社製品の販売を引き継ぐことになった。今年4月には、MirandaTechnoligies社製品の営業を開始し、7月1日からは、これまで報映産業が担当してきたMirandaTechnologies社製品の顧客サポートも引き継いでいる。

 東通インターナショナルの常務取締役 細田伸氏は、今回の両社の合併について、次のように話す。
 「MirandaTechnoligies社とNVISION社は、同じ体質の企業。どちらも、製品のハードウェアすべてについて、自社開発をしている。これによって、開発から製品までの時間を短縮し、機能の付加など、顧客のニーズに短時間で応えられる態勢を整えている」
 「両社の合併によって、より幅広い製品ラインで顧客のニーズを反映した製品ラインを提供できる効果が期待できる。特に、NVISIONのルーティング・スイッチャーと、MirandaTchnologiesのマルチビューワーの技術を融合させることで、より強みがでることになると期待している」
 
 新製品として、MirandaTechnologyのマルチビューワー、iControl(アイコントロール)を展示する。IP ネットワーク上のデバイスのモニタリングとコントロールを可能としており、各デバイスごとのグラフィック表示を提供することで、一体型で迅速に操作できる環境を提供する。

 このほか、ハイブリッドクロスポイント機能を持つルーティングスイッチャーとして、NvisionブランドのNV8144(中型ルーティングスイッチャー)、NV8280(大型ルーティングスイッチャー)を出展する。これは、ルーティングスイッチャーの内部で、映像・音声の分離や合成ができるもの。番組の交換・販売などで、国際基準に適合させるための分離がしやすい。スポーツの中継など、国際的な放送局間の協力が必要となる場面で有効な機能だ。また、放送以外のメディアで素材を利用する際に、効率がよい。日本で初出展となる。

 また、今年4月のNABで出展し、9月のIBCで正式発表た、モジュール型マルチビューワーのカレイドX16は、3G/HD/SD-SDI、アナログコンポジット入力対応の16入力マルチビューワー。異なるフォーマットやアスペクトの映像を柔軟なレイアウトで表示する。

 これらに加えて、報道ヘリコプター、中継車用のカメラ防振装置システム シネフレックスT14シリーズ を出展。カメラ防振装置は、大手放送局への導入の他、警察・消防関連にも普及している。赤外線対応のシリーズについても紹介する予定。

ハイブリッド ルーティングスイッチャーの内部構成

ハイブリッド ルーティングスイッチャーの内部構成

東通インターナショナル 細田常務

東通インターナショナル 細田常務

#interbee2019

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