【IBC 2010 Photoレポート】(2)ソニー XDCAM シリーズのMPEG 4:2:2 50MHzをS×Sメモリーカード収録できるモデル「PMW-500」を発表
2010.10.13 UP
ソニー XDCAMシリーズ最新モデルを発表 ディスク収録以外の初モデル
新設されたHall 12の3/4のスペースを使って展示されたソニーブース。XDCAM シリーズのMPEG 4:2:2 50MHzをS×Sメモリーカード収録できるモデル「PMW-500」を発表。ディスク収録以外のXDCAMシリーズ(4:2:2対応)初モデル。参考出品はNABで発表されていた小型35mmアフォーダブルカメラのモックアップとデモ映像を参考展示。
また2眼式ショルダータイプの3Dカメラもショーケース入りのモックアップモデルを展示。レンズの間隔が45mm前後となっている。
また3D関連技術では新たに2D画像から3D画像へ変換する“2D/3Dコンバーターソフトウェア(仮称)”の参考展示も行われた。これはマルチイメージプロセッサー「MPE-200」にソフトウェアモジュールを追加する方式で提供される。
メインシアターでは1969年のウッドストックフェスティバルからジミヘンドリックスのライブ映像を2D→3D変換した映像を上映した。
そのほか、小型のOLED(有機ELダイオード技術)モニター、PLマウントのHDCAM-SRカメラ 「SRW-9000PL」などを出品した。
また、「MPE-200」の関連アプリケーションソフトウエアとして、3台のHDカメラを並列撮影し、各カメラの画角の歪みを調整して横長1枚のパノラマ映像を生成、そこから任意の画角を切り出しながら、ズームアップできる技術で、サッカーコート全域をカバーしつつその中でボールを中心にクローズアップできたりする“バーチャル3Dカメラソリューションソフトウェア(仮称)”なども展示公開された。(石川幸宏)