【ニュース】DLP Cinemaを採用した3D上映スクリーン、全世界数で7,000を突破
2009.10.28 UP
<<DLPシネマ 14,000スクリーンのうち半数以上が3D対応に>>
テキサス・インスツルメンツの発表によると、同社シネマプロジェクタ「DLP Cinema®(デジタル・ライト・プロセッシング)」が世界の14,000スクリーン以上に採用され、そのうち7,000スクリーン以上は3Dデジタル映画向けに拡張するDLP Cinema 3Dプロジェクションテクノロジーが導入されているという。
DLP Cinemaテクノロジーを搭載したIMAXシアターは、世界で88ヵ所にも及ぶ。
複数の3D映画が同時期に公開されるケースもあり、映画館での3D設備導入数は急激に伸びている。3D映画は、フルカラー映画が登場して以来、最も大きな技術革新として脚光を浴びている。
DLP Cinemaテクノロジーは、コンテンツのデジタルデータを直接入力・投写するため、オリジナルに忠実な色合い、高い輝度とコントラスト比、高精細な映像を実現できる。
<<映画「アバター」の制作現場でも使用>>
今冬に公開される20世紀フォックスの待望の大作映画「アバター」の製作現場では、撮影画面をその場で確認するためにDLPプロジェクターを使い、ポストプロダクションでもDLP Cinemaプロジェクターを採用したりなど、製作段階でもテクノロジーを採用し、優れたコントラスト比、色調整能力、鮮明な3D映像を再現するシステムとして高い評価を得ている。
アバターは、DLP Cinemaプロジェクター完備の映画館で上映される予定。DLP CinemaプロジェクターはNECビューテクノロジーやクリスティ、バルコが製品化している。
映画館などの上映施設では、これら3社によるプロジェクターを使うことで、DLPCinemaで最大100フィート(対角)、DLP Cinema 3Dで最大75フィート(同)という大画面での上映が可能だという。
またDLP Cinemaは複数の3Dプラットフォームを統合し、3Dでのライブ中継も可能な次世代エレクトロニクスプロラットフォームと、4Kテクノロジーの開発を予定している。