クォンテル デジタルシネマ用3Dステレオスコピックシステムを公開/ディズニー映画の制作でフォトケムが採用
2008.5.2 UP
クォンテルは13日、ラスベガスコンベンションセンター内で記者会見を開き、今回のNABに展示する新製品の概要を発表した。
3Dステレオスコピックシステムは、新バージョンを公開。右目用、左目用を、リアルタイムで同時に記録できる。同社は「昨年のIBC以来、3Dステレオスコピックは、世界43ヶ所で上映、6000人以上が観賞した」と発表。ラスベガスでも上映中のディズニー3D映画「ハンナ・モンタナ」は、同社が提供したツールで、米プロダクションのフォトケムが制作したことをあわせて発表した。
今回の製品改良の核となったのが、ソフトウェア「クアトロ」。これを実装することで、同社製品は生産性が向上する。ポストプロダクション部門では、レゾリューションフリー、AAFのサポートにより、アップル製ファイナルカットプロに完全対応――などの利点が生まれた。なお、sQ、iQ、パブロのユーザーには、FCPのプラグインとして「オートマティックダック」が提供される。
同社CEOのレイ・クロス氏(左写真)は、「私たちはNAB出展に情熱を持っている。顧客との関係作りに最適な場であり、今回は2000件ほどのミーティングやデモを予定。開発やマーケティング、経営陣など約100人をNABに集めた」と話し、出展を取りやめたメーカーとの違いをアピールした。
[提供:映像新聞社]
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