【ニュース】NECディスプレイソリューションズ 米展示会 Show EASTで4kDLPシネマプロジェクターを初披露
2010.10.28 UP
■スクリーンサイズ 横幅32メートルに対応
NECディスプレイソリューションズ(NECDS)は、米国DCI制定の上映規格に準拠した4k DLP シネマプロジェクター「NC3240S」を、10月11-14日に米国・フロリダ州のオーランドで開催された映画関連産業の展示会「ShowEast2010」で初公開した。
「NC3240S」は、米テキサスインスツルメンツ社の4k用DLP シネマチップを搭載。スクリーンサイズ横幅32メートルまで対応可能で、明るさは3万1000ルーメン、プロジェクターとランプ電源部が分かれているセパレート型になっている。
プロジェクター内部の発熱部の冷却において、ランプ部と、その他部品部分のエアーフローを2系統にした独自の設計を採用。大量の空気の流れを必要とするランプ部の冷却システムを他の部分と分けることで、筐体のすき間からプロジェクター内部に入るほこりや油分の混入を最小限に抑え、信頼性の向上を図った。
ランプ、プリズム、基板などの主要部品が、容易に交換できる設計により、メンテナンスにかける時間が大幅に低減されている。
「ShowEast2010」では、「NC3240S」と、シネマコンテンツを保存するストレージサーバー、そして同サーバーをコントロールする入力インタフェースとして、イメージメディアブロックを使用したデモを実施した。
「NC3240S」は、2011年春ごろの出荷開始を予定している。日本での製品発表については未定。